1985年にオープンした「いばらきフラワーパーク」は、東京ドーム約6個分という広大な敷地に、900品種のバラをはじめとする季節の花を楽しむことができる花のテーマパークです。「見る」から「感じる」フラワーパークをコンセプトに、四季折々の植物を「見る」だけでなく、個性豊かなバラの「香り」を楽しむ、日常を離れた自然の音色を「聴く」、レストランやカフェで地元の食材を「味わう」、「100 の体感」アクティビティで自然に「触れる」ことができる、自然を五感で楽しめる施設です。
丘陵のような立地の園内は、バラ以外にもダリアやアジサイ、ボタンに芍薬、藤棚などの花を集めたエリアがあり、さらに桜やヤマユリ、シャガやサザンカの群生する里山エリアへと続き、季節の移り変わりに合わせて様々な花の咲く姿を楽しむことができるのが特徴です。
2021年4月のリニューアルから「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーションが運営に参加。園内で育てたバラを使ったアロマやフレーバーティーや、レストランやカフェでいただくお料理も個性的で、お花が好きな人には丸1日楽しめるスポットですよ!
「いばらきフラワーパーク」の魅力を語るうえで欠かせないのが、園内に900種類もの品種が栽培されているバラ! 色とりどりのバラを集めた「色別バラ」や、香りのよい品種を集めた「香りのバラ」、世界で愛されるバラを集めた「殿堂入りバラ」など、無数のバラが栽培されています。中には「これバラなの?」と思うような、一風変わった品種も。
そして「いばらきフラワーパーク」で生まれたピンク色のかわいらしいオリジナル品種「ユイット・カンパーニュ」もお楽しみください!
真っ赤な大輪のバラは「ベルサイユのバラ」という品種。季節を問わずに咲く“四季咲き”なので、長い期間楽しめます。
淡いブルーがかわいらしい「ルシエルブルー」は、平たい花の中に花弁が詰まった“ロゼット咲き”のバラです。
中心から外に向けて白から赤へグラデーションした花弁が特徴の「ダブルデライト」は、華やかな香りが特徴。
黄色い花の外側を縁取るようにオレンジ色に染まる「シュペールバルク」。こちらも香りのよい品種です。
こちらの純白の大輪のバラは、敬宮愛子内親王に捧げられた「ロイヤルプリンセス」。フルーツ系の香りが特徴です。
バラの季節には写真の「バラのトンネル」をはじめ、園内にバラのフォトスポットがいっぱいに!
「いばらきフラワーパーク」の魅力はバラだけではありません。広大な園内にはその時期でしか見られない花を楽しむことができるように、様々なお花が植えられています。
秋には色とりどりの大輪の花を咲かせるダリアや、オレンジ色の絨毯のようなマリーゴールドが見ごろ。冬にはクリスマスローズやロウバイ、春には八重桜、シャガ、夏にはヒマワリやヤマユリと、訪れる時期によって違った表情を見せてくれます。
季節を変えて何度も訪れるなら、年間パスポートの購入もおすすめですよ。
10月〜11月ごろは色鮮やかなマリーゴールドが見ごろを迎えます。高台から川のように流れるオレンジ色は壮観!
バラの品種園に面したアトリエの温室では、熱帯植物の展示のほか、ワークショップなどのレンタルスペースとしても貸し出しをしています。
園内にある「インフォメーション」では、アロマミストやブーケ、オーナメントの制作など、様々なアクティビティを開催しています。
内容によっては、園内に咲いている花の中から気に入ったものを摘んで、花かごやブーケを作って持ち帰れるという内容のアクティビティもあり、園内の花を見て回るのにも熱が入ってしまうかも!?
アクティビティによっては開催日や参加人数が決まっていたり、予約が必要なものもありますので、事前の確認を忘れずに!
「バラと秋の草花の花かご摘み by いばらきフラワーパーク(3000円)」に挑戦! 園内のお花を選んで摘んでいきます。
バラ3輪とマリーゴールド3輪以外のあしらいとなる草は自由に合わせることがで可能。自由なセンスで選びましょう。
園内の高台にある「レストラン ローズファーム ハウス」は、“バラ農家に招待された”をコンセプトに、温室をそのまま使った店内でフレンチベースのお料理をいただけるレストラン。食材には地元産の銘柄肉や穫れたてのお野菜を使っているので、ぜひお試しください。
また、プライベートな集まりにピッタリな離れの個室もあり、11月30日からはイルミネーション期間限定で1日1組限定のスペシャルディナーコース(1名1万7800円)を提供します。花とイルミネーションに囲まれたロマンティックなひとときを過ごせますよ!
「弓豚肩ロースのグリエ(単品1450円)」は、地元産の銘柄豚を使って、低温調理で柔らかに仕上げています。
スパイスの風味は豊かに、辛さは控えめな「オリジナル欧風スパイスカレー(単品1250円)」。お米も地元・八郷産。
5品セットはメイン料理に加え、地元の野菜を使ったスープや花束のようなサラダ、ドリンクにお菓子が付いたセット。
晴れた日には園内に設置されたテーブルやベンチを使って、自由な場所で食事をいただくことができます。
「いばらきフラワーパーク」の園内には、なんとグランピング施設である「キャンプ&リゾート 花やさと山」があり、園内に宿泊することができるのも特徴です。
火おこしやブッシュクラフトなどのアクティビティに参加したり、満点の星の下で草花の息吹を感じてみたりと、楽しみ方は色々。
現在はロッジやグランピングテントの宿泊のみですが、これからテント泊や直火エリアも拡張予定! 手軽に里山でのキャンプを体験できる、おすすめのスポットですよ!
「キャンプ&リゾート 花やさと山」では、アウトドアグッズの販売も行っているので必要なものは現地調達も可能。
スカイサイクル(1台2人乗り/400円)から眺める筑波山や石岡周辺エリアは見晴らし抜群です!
バラを使ったアロマやお菓子をはじめ、お花にまつわる様々なグッズを販売しているのが「ローズ ファーム マーケット」です。
無農薬で栽培されたバラの花を朝摘みして使ったジャムや、バラの花びらをふんだんに使ったフレーバーティーなどの食品はお友達へのプレゼントに最適。園内で栽培したバラを蒸留したエキスを使ったアロマは、リラックスタイムをより贅沢で充実した時間にしてくれる極上のヒーリングアイテム。
ちなみに、この「ローズ ファーム マーケット」は入場料を払わずに利用できるので、近隣にお立ち寄りの際にもご利用できます。
園内で栽培されている花の苗や、切り花なども販売しています。自宅を花で彩ると、日々の生活も充実しますよね。
園内で採取したバラから蒸留したエキスを使った「バスソルト・ダマスクローズ(2420円)」。ギフトにもオススメ!
「アロマサボン・ダマスクローズ(660円)」は、ナチュラルタイプの固形せっけん。シアバターやはちみつを配合。
口いっぱいにバラのフレーバーが香る「バラのフィナンシェ(8個入り/1296円)」は紅茶のお供にピッタリです!
「いばらきフラワーパーク」では、ライトアップイベント「フラワーイルミネイト(2024年10月5日〜11月29日)」を開催中です。見ごろの秋バラとマリーゴールドに合わせ、シャンパンゴールドの光が園内を飾ります。
そして、2024年11月30日〜2025年1月13日には、ライトアップイベント第2弾となる「ウィンターイルミネイト」を開催。「香りのバラ」エリアに氷柱をイメージした音と光の体感型イルミネーション「アロマローズエリア」が新たに登場します。
園内で「ひかるグッズ」を購入するとQRコードがもらえ、「ひかりとつながるデッキ」で特別な演出を楽しめます。
「ローズトンネル」はこの期間は「光のトンネル」に変身。光と緑に囲まれたロマンティックな光景に。
高台にある「森のブランコ」も、イルミネーション期間中の夜になると「星空ブランコ」に。森の木々も青くライトアップ。
串に刺した自家製ベーコンやカマンベールチーズ、マシュマロなどを販売。焚火で焼いて食べることができます。
モデル:砂町優月(セントラルジャパン)