今回は、東京・茅場町という都心で、アウトドアの雰囲気を楽しみながらキャンプの定番メニューを作って食べられるカフェ「REWILD OUTDOOR TOKYO」をご紹介します。
草木が生い茂る森を再現した店内には小川までが流れ、照明も木々からの木漏れ日をイメージ。テーブルやイスも実際のキャンプ用品や木目調で統一され、ここが都心であることをすっかり忘れてしまうほど。運営するREWILD社はキャンプ場も運営していると聞いて納得です。
オープンから14:00までは緑あふれるカフェといった営業形態ですが、14:00以降のディナータイムではメニューも一変! 下ごしらえを済ませた料理を受け取り、バーナーやメスティンを使って自分たちで調理をする「キャンプ体験メニュー」を提供するバーチャルキャンプ場へと変化します。
家族や友人たちとわいわい楽しみながら料理をするキャンプの醍醐味を、屋内にいながら完全に再現! まだ本格的なキャンプには不安のある初心者やお子様にもオススメですよ。
「都会の森であそぶアウトドアカフェ」というコンセプトの店内は、床全面には人工芝が敷き詰められ、天井からは枝木や草が生い茂り、まさに森の一角を切り取ってきたかのよう。テーブルやイスもキャンプなどで使われるローテーブルやローチェアが使われ、店内の焚き火台も単なるインテリアではなく、「キャンプ体験メニュー」の一部でも使用します。
“まるでアウトドア”というより“アウトドアそのもの”な内装ながら、屋外での飲食に抵抗のある人でもキャンプ体験を楽しめるお店になっています。
屋内なのに、まるで野外にいるような開放感がある店内。秋は紅葉、春には花が咲いて…とディスプレイも変化します。
店内にはアウトドアの定番ロケーションである渓流が再現されています。水の流れる音は心が癒されますよね?
店内に配置されるチェアーも本格的! 地面に近く、傾斜の深い背もたれによるリラックス感は独特なもの。
店内のハンモックでゆったりとしたリラックスタイムを。ゆらゆらと揺れる座り心地は、クセになりますよ。
夜になると各テーブルにランタンの火が灯されて、アウトドアの雰囲気が満点! ゆらぐ炎に見入ってしまいます。
月に1~2回、キャンプに興味のある人が集まる交流会を開催中。キャンプ仲間が欲しい人はぜひ参加してみては?
タラモサラダやチーズ、チキンやトマトでできた山々を、その場で燻製にしていただく「体験メニュー」が「スモーキーマウンテン(1430円)」です。スモーカーにセットしたチップに火を付けると、みるみるうちにガラスドーム内が燻煙で満たされます。たっぷり薫香を染みこませたら、ガラスドームをオープン! 山頂から眺める雲海のような光景は、ぜひ動画に収めたい“映え”な瞬間。スモーキーさが加わったタラモサラダやチーズの味も絶品で、絶対に注文していただきたい一皿ですよ。
お料理とスモーカーがセットされた状態で提供。ウッドチップはヒッコリーとサクラの2種類から選べます。
お好みのウッドチップをスモーカーの上にセットしたら、バーナーでチップに点火して燻製スタート!
点火すると、みるみるうちにドームの中にスモークが充填されていきます。5分ほど放置して薫香を染み込ませましょう。
再度チップを炊いて追いスモークし、煙が充満したら完成です。ドームをオープンする瞬間をお見逃しなく!
アウトドアの調理シーンで必ず出てくる、メスティンを使ってパスタを作れるのが「ユデッパスティン(770円)」です。パスタとベーコンやタマネギなどの具材、水が入ったメスティンを、バーナーにかけてひたすらかき混ぜ、水分が蒸発したらお好みの調味料で味付けすれば完成! さらにハンバーグやチキンなどの単品メニューと組み合わせればバージョンアップも可能です。調理自体はとっても簡単なので、火の取り扱いにだけ気をつければお子様の料理入門にもピッタリですよ
パスタと具材が入ったメスティンに、水が注がれた状態で提供されるので、そのまま点火したバーナーにオン!
麺がくっついてしまわないように、しっかりと全体をかき混ぜ続けるのが芯を残さずに作るポイントです。
火にかけ続けて水分がなくなったらゆで上がり! ここからお好みの調味料で味付けすれば完成です。
サイドメニューの追加でさらに豪華に! 上の写真はこちらの「オイスタージャグジー(660円)」を投入したもの。
設営の合間に一息入れたり冷えた身体を温めたりと、アウトドアに欠かせないのがコーヒータイム。「REWILD OUTDOOR TOKYO」では、通常の「ホットコーヒー(440円)」だけでなく、自分の手でコーヒーを淹れる「マイコーヒー(990円)」を提供しています。しかもミルで挽くだけでなく、なんと生豆の焙煎からできちゃうのはなかなか他ではできない体験です。「なんだか難しそう」と思うかも知れませんが、スタッフのアドバイスを聞けば意外と簡単。自分だけの味を楽しんじゃいましょう!
コーヒーを生豆から淹れるための道具がフルセットで登場! 買うと結構なお値段になるので、とってもお得。
まずは生豆の入った焙煎器で豆を煎ります。いかにも豆! という臭いが、だんだんコーヒーの香りに……。
お好みの具合に焙煎したら、コーヒーミルで粉にします。ハンドルを回してガリガリ削る作業は楽しいですよ。
ペーパーを敷いたドリッパーに粉になったコーヒーを移し、お湯を注いだら美味しいコーヒーのできあがり!
「REWILD OUTDOOR TOKYO」の「体験メニュー」はまだまだあります! カレーやソーセージ&チーズなど、5種類の具材が選べるホットサンド(各1100円)や、マシュマロを焚き火で焼く「モアスモア(550円)など、アウトドアといったらコレ! というメニューがいっぱい! ジャンバラヤにハンバーグをトッピングしたり、即興で組み合わせるのもキャンプ飯の醍醐味です。迷ったときに嬉しいコースには、次回以降で使えるコーヒー無料券までついているのでオススメですよ!
キャンプ飯の定番、ホットサンド(各種1100円)も自分で作れます。ランチタイムにはできたてをセットで提供。
焼いたマシュマロをビスケットとチョコレートで挟む「スモア」は、店内にある焚き火台を使って実際に自分で焼けます!
オレンジが丸ごと乗っかった、その名も「そのまま丸ごとオレンジ(770円)」。グレープフルーツジュースもあり。
世界中から集めたクラフトビールのラインナップも魅力! その月限定の銘柄もあるのでお見逃しなく。
「REWILD OUTDOOR TOKYO」を運営するREWILDは、女性に嬉しいグランピング・キャンプ場や音楽と楽しむアウトドアをテーマにしたフェス・キャンプ場、目の前に雲海が広がる天空のキャンプ場など、本物のキャンプ場も経営しています。アウトドアに興味がある人は「REWILD OUTDOOR TOKYO」からステップアップして、これらのキャンプ場でデビューを目指してみては?
モデル:小林眞琴