2021年に開催され、数々の感動を生んだ「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)」。そのメイン会場として使用された「国立競技場」の、通常は入ることができないトラックや選手ロッカールームなどに、入ることができる「国立競技場スタジアムツアー」をご紹介します。
このツアーでは「東京2020大会」で実際に選手たちが走ったコースを実際に走ることはもちろん、実際に大会で使われた聖火台やトーチ、表彰台と共に写真の撮れるフォトスポットを用意。バックステージにある、約300もの世界中から集まった選手たちのサインが書かれた「サインウォール」も壮観です!!
「東京2020大会」以外にも、国立競技場を舞台に戦ったサッカーやラグビーの日本代表選手やクラブチームの企画展示も期間限定で行われており、様々なスポーツのファンや未来のアスリートを目ざすお子様にもオススメ!
ツアーの開催日時や申し込みは、公式サイトのカレンダーからご確認ください。
まず最初にご紹介するのは、「東京2020大会」に出場したアスリートが書き残したサインウォール。全部で約300ものサインがあり、大会で応援していたあの選手のものも見つかるかもしれませんよ。
出場選手のインタビューなどに使われた「フラッシュインタビューエリア」では、実際に大会で使われた聖火台や表彰台と撮影できるフォトスポットコーナーを用意。ここではTV中継で印象深い、「ビクトリーサイン」も体験できます。撮影した映像は、QRコードでお持ち帰りも可能。当日までにサインを考えておいてくださいね!
「東京2020大会」に出場したアスリートのサインがずらり! 添えられたイラストやひとことから、人柄も垣間見えます。
無数のサインの中から、100メートル走で日本人史上初の9秒台を記録した桐生祥秀選手の直筆サインを発見!
日本全国を巡り、東京で聖火台に火を灯したトーチ。向かって左がオリンピック、右がパラリンピックで使用したものです。
実際に使用された表彰台に立って記念撮影することができます。やっぱり真ん中の1位の場所に立ちたくなりますよね!
カメラに向かってサインをする“あの映像”が撮れる「ビクトリーサイン体験」。何を書くか、迷ってしまいますよね?
「ビクトリーサイン体験」で撮影した動画はQRコードでお持ち帰りできます。SNSにアップしてアスリートの仲間入り!?
このツアーでは、通常は入れない「選手ロッカールーム」にも入れるんです! 木のぬくもりを感じさせるロッカールームで、試合に向けて選手たちがどんなコミュニケーションを取っていたのか、想像するだけでワクワクしてしまいます。
取材で訪れた2023年9月には、「歴代日本女子サッカー代表 なでしこユニフォーム&ボール」が展示されていました。こうした期間限定の企画展示も随時開催されているので、要注目ですよ!
JFA主催「ファンが選ぶサッカー日本代表ベストイレブン」のユニフォームがズラリ! 当時のユニフォームなのも注目!
取材で訪れた2023年9月には、「歴代日本女子サッカー代表 なでしこユニフォーム&ボール」を展示していました。
選手ロッカー裏の通路で、FCバルセロナの選手のサインを発見! 2023年6月に、ヴィッセル神戸戦で来日した際のもの。
こちらは日本中を歓喜に沸かせたラグビー日本代表のサイン。ジャージと同じ赤い文字から、熱さが伝わってきそうです。
このツアーの醍醐味ともいえるのが「トラック&フィールドエリア」。
選手が登場する入り口から入場することができ、沢山の観客席や天然芝が目の前に広がる光景は圧巻です! 実際にトラックを走ることもできるので、天気が良い日には心地良い太陽の光や風を浴びながら、小さいお子様も目一杯遊ぶことができますよ。
また、観客席の一部が開放されているので、競技中とは違った雰囲気の会場をゆっくり眺めるのもオススメです。
トラックには本物のスターティングブロックやハードルが設置されており、トップアスリート気分を味わえます。
グラウンドから見る客席はまさに圧巻の迫力!! 観客席に手を振ったりすれば、スポーツ紙の一面を飾るような写真に!?
ツアーの締めくくりには、トラックを一望できる4Fの「展望エリア」へ! ここからは全国各地の木材を使った天井や、「森の木漏れ日」をイメージした客席のモザイク模様など、日本を代表する建築家・隈研吾氏のデザインをじっくり鑑賞できます。
また展望エリアの通路では、サッカーやラグビーの試合で使われたベンチや、通常の大会で使用している表彰台を設置。もちろん、こちらも実際に座ったり、表彰台に上がって撮影することが可能ですからお見逃しなく!
座り心地が最高なこのベンチ、なんと実際に試合で使用していた選手用のもの。座れば気分は出番を待つスーパーサブ!?
ベンチ座面の樹脂部分に芝が封入されているのがわかりますか? これは「東京2020大会」で使用された芝なんです。
今回ご紹介する、「国立競技場スタジアムツアー」の見学コースには含まれていませんが、ご来場の際には外周に展示されている「東京2020大会」の「聖火台」にもぜひお立ち寄りください。大会史上初めて聖火に水素ガスを使用した、サスティナブルな聖火台となっています。
そのすぐ近くには、1964年開催の「東京オリンピック」で使われた「炬火台(きょかだい)」も設置されていますので、こちらもお見逃しなく!!
入場ゲート近くにある国立競技場オフィシャルショップでは、様々な公式限定グッズやおみやげを販売しています。
建築物としての国立競技場に興味を持った方には、設計コンセプトやエンジニアリング、施工などを記録した、総ページ数200ページの『JAPAN NATIONAL STADIUM 国立競技場(3300円)』という本がオススメ! 「つくるんです®ウッドパズル TGN03 国立競技場(5280円)」も、プラモデル感覚でおうち時間のお供にぴったりですよ。
国立競技場のロゴやシルエットが焼き込まれた「国立競技場 瓦せんべい(972円/12枚入り)」。パリッとした歯ごたえが緑茶にぴったりです。
「国立競技場 クッキー(864円/18枚入り)」は、色鮮やかなフルカラーの国立競技場をプリント! 個包装なので職場のおみやげにも。
モデル:島袋香菜(SHOWTITLE)