地震や火事、水害などいつどこで起きるかわからない災害から身を守るには、正しい知識や準備が重要です。そんな防災に関する知識を学び、地震や火災などの災害を模擬体験することができる施設が、さいたま市大宮区にある「さいたま市防災展示ホール」です。
館内には震度1~7までの地震を体験できる「地震体験コーナー」や、煙の充満したフロアから避難する「煙体験コーナー」など、実際の災害さながらの体験をすることができる設備を用意。これらを体験をしておくことで、いざ災害が起こったときに落ち着いて対応できるようになります。
また、火災や台風、水害などが発生する仕組みや対処方法、避難時に備えて準備しておくと便利な持出品や、日ごろの生活の中でできる災害への備えなど、パネルや実物を使ってわかりやすく展示。ご家族の中での話し合いや、非常用の持出品の購入などの参考になります。
いざというときに大事な人の身を守るため、ぜひ一度ご家族でご来館してください!
火災の発生時、炎と共に厄介なのが視界をさえぎり、有毒なガスなどで呼吸をさまたげる「煙」。この「煙体験コーナー」では、煙が充満したフロアからの避難を体験できます。
ここで使われている煙は、水蒸気に甘い匂い付けをした安全なものです。姿勢を低くして極力煙を吸わないように気を付けながら、誘導灯の指示に従って避難しましょう。採点もできるので、家族や仲間で、誰が一番上手に避難できたか競ってみるのも盛り上がりますよ。
室内は煙で視界が悪くなっているので、誘導灯を目印に脱出しましょう。光っている方向が出口へつながっています。
異音がしたり、煙が出ている扉は室内で火災が発生している可能性があり、開けると「バックドラフト」が!
「地震体験コーナー」では、震度1から7までの地震の揺れを体験できます。普段は体験することのない、震度7の揺れは手すりにつかまっていなければ立っていられないほどのもので、地震のすさまじさを実感できます。
また、過去に起きた地震やこれから発生が予想されている地震を再現することもでき、地震の恐ろしさを知ると同時に、いざというときにどうしたらよいかを考えるきっかけにもなりますよ。
震度1から7までの揺れを実際に体験できます。背景の家具も地震の揺れに合わせた被害が!
通常の地震体験だけでなく、東日本大震災を約半分の時間で再現することも。被害の大きさを改めて感じます。
こちらの「防災映像シアター」では、防災に関する映像作品を視聴して、災害やその対応について学べます。
上映される作品は、お子様向けの人気アニメのキャラクターが登場するもののほか、火災や台風から身を守るための教育作品などがあります。特に教育作品については、職場単位など大人が鑑賞するのもオススメ。作品によっては、映像にあわせて座席の振動演出がおこなわれるものもある、体験型シアターとなっています。
200インチの大画面を備えたシアターは、子どもなら約30人の同時鑑賞が可能です。みんなで防災知識を学べます。
視聴する映像作品は、火災や自然災害などテーマ別に選べます。お子様向けのアニメや大人向けのものまで各種用意。
「消火体験コーナー」では、模擬消火器を使った体験ができます。スタッフから正しい消火器の使い方や持ち方のレクチャーを受けたら、体験スタート! スクリーンに映る火災を、模擬消火器を使って消火しましょう。
模擬消火器はレーザーポインターを内蔵しており、ホースの向いている先がどこなのかわかります。ホースをしっかり火元に向けて消火剤を放ち続けるのがポイント。なかなか本物の消火器を使う機会はないので、ここで経験しておくといざというときに役立ちますよ。
普段はなかなか使うことのない消火器の正しい使い方を学べます。いざというときのために、ここで練習を!
上手に消火するコツは、立ち昇る炎ではなく火元の部分に消火剤を当てること。これは実際の消火活動と同じです。
VR(バーチャル・リアリティ)技術を使って、災害が発生した仮想空間からの避難を疑似的に体験することができるのが、こちらの「VR災害疑似体験コーナー」です。専用ゴーグルを着用すれば、そこには360度火災や水害現場を再現した仮想空間が広がります。刻一刻と状況が変化する災害の中で、あなたは無事脱出できるでしょうか?
脱出経路を自分で選ぶモードのほかに、出口まで自動で移動するモードもあり、体験者の年齢などに合わせて設定の変更が可能です。
専用のVRゴーグルを装着して、災害発生中の建物の中へ! まるで実際に災害現場にいるような体験ができます。
PCで体験中の画面を見ることができる機種も。ご家族やお友達が体験する様子をみるのも勉強になりますよ。
防災の中でも一番重要なのが、実際に災害が起きる前の備えです! 日々の暮らしの中で準備しておくべき物や習慣付けておいた方がよいこと、家族の中で話し合っておくことなど、防災についての様々な知識をパネルや実物の展示で知ることができます。
持出品に入れておく食料をローリングストックで随時入れ替えたり、使用期限の迫った防災アイテムをキャンプで使ったりして、日ごろから使い方を知っておくのもオススメです。
お互いの無事を知らせる「災害伝言サービス」。災害時に備えて普段から使い方を知っておきましょう。
災害に備え、日頃からご家族で話し合っておくことや、やっておくとよいことがまとめられた展示も。
リュックなどにまとめ、非常時に備える「非常持出品」。どんなものを入れておくとよいのかも一覧になっています。
火災や事故が発生したときに行う119番通報を体験。非常時の公衆電話の使い方にも慣れておくと便利です。
入口部分には消防士の制服や防火衣、化学防護服などの装備品が展示されています。中でも人気なのが、子供サイズの防火衣やヘルメットを着用して、記念撮影ができる「防火衣着装体験コーナー」。
また、さいたま市防災展示ホールは大宮消防署と併設されています。大宮消防署には特別高度救助隊(愛称:さいたまブレイブハート)が配備されていますので、タイミング次第では消防車などの車両を見られるのもポイントです。
出動などのタイミングによりますが、運が良ければ消防車両を見ることができるかも? 写真は最新の消防ポンプ車。
防火衣を着て記念撮影ができるフォトスポットを用意。背景のスクリーンも、消防車やはしご車が選べます。
モデル:七里栞菜(セントラルジャパン)