岡本太郎記念館

【東京都港区】

※この記事は取材時(2021年6月)の内容のため、現在とは情報が異なっている場合がありますので、ご注意ください。

メインPhoto

どんなところ?

1970年に開催された大阪万博での『太陽の塔』や渋谷駅に展示されている巨大壁画『明日の神話』で知られる芸術家・岡本太郎の作品を収蔵・展示しているのが南青山にある「岡本太郎記念館」です。
この建物は、岡本太郎が42年にわたって生活し、多彩な創作活動を行っていた場所。コンクリートブロックによる外壁と、レンズ状の天井が特徴的なデザインは、友人である建築家・坂倉準三が手がけたもの。1階にあるサロンやアトリエは当時のままに、新たに展示等を設け、「岡本太郎記念館」として公開されました。2階にある展示室では、年間を通して様々な企画展が開催されており、完成した作品だけでなく、創作の経緯がうかがえる下絵なども目にすることができます。
生前の岡本太郎を知っている世代はもちろん、彼の死後に生まれた若い人たちからも、アートの力に満ちたパワースポットとして話題になっている、いま注目のスポットです。

所狭しと並ぶアートと、独特の美意識と生命力に満ちた庭

門を入ってすぐ右に見える庭には、数多くの草木が生い茂り、まるで熱帯のジャングルを切り取ってきたかのよう。そんな緑あふれる庭の中央にたたずむのが写真の『乙女』像で、『午後の日』が顔をのぞかせています。一方、庭の建物側には陽射しを浴びて爛々と輝く『若い太陽』が。少し離れた入り口から、木々や作品を見守るように配置された『母の塔』は、岡本太郎の母への思いが伝わってくるようです。
image

見る角度によって月の満ち欠けのように、優しい面持ちや厳しい面相など、文字通り表情を変える『月の顔』(1988)。

image

作品に目を取られてしまいますが、庭ではぜひ上にもご注目を。ベランダには来訪者の姿を覗く『太陽の塔』の姿が!

数々の作品で埋め尽くされた空間で、意外なお出迎えも!?

応接や打ち合わせのスペースとして使用されていたサロンは、インテリアはもちろん、イスやテーブル、食器や時計にいたるまで、岡本太郎のデザインしたものに囲まれています。
そして部屋に入った人が必ず驚くのが、圧倒的な存在感を放つ岡本太郎像! こちらは本人自らシリコンに埋まって作ったもので、寸分違わず正確。指紋まで精密に再現されており、いまにも来館者に語りかけてきそうです。季節や展示内容に合わせ、生前に着用していた服を着て来館者を迎えています。

当時のままのアトリエは、いまも魂が創作を続けていそう

1階の奥にあるアトリエは、生前の様子をそのままに保存されています。床に飛び散った数々の絵の具に、棚にずらりとならんだ描きかけのキャンバス、机の上に並べられた無数の画材など、ついさっきまで本人が創作をしていたといわれても信じてしまいそう。
ピアニストとしても一流であった岡本太郎は、アトリエにピアノを置いて創作の合間に弾くことがあったそうで、現在もすぐに演奏できるように調律されています。
また、スキー、野球、ゴルフに興じるスポーツマンでもあり、アトリエの片隅には本人が使用していたゴルフバッグが置かれています。

企画展「暮らしのなかの芸術」は2021年7月11日まで!

2階の展示室は企画展を行うスペースとなっており、2021年7月11日まで「暮らしのなかの芸術」の展示が行われています。
芸術とは身近なものであるべきと考え、多数のパブリックアートも残している岡本太郎が、みずからデザインした鯉のぼりをはじめ、食器や衣類、ネクタイやトランプなどの制作物や原画を公開しています。中にはアイデアを描きとめた下絵も展示されており、実際にできあがった制作物と見比べることも可能なものも。日本を代表する芸術家の、肉筆をじっくり堪能する機会をぜひお見逃しなく!
image

岡本太郎がデザインしたトランプの原画。1階のミュージアムショップではトランプをモチーフにしたグッズも販売しています。

image

貴重な原画や肉筆画が、間近に見られるのも展示の特徴。

日常生活の中に溶け込むアートがいっぱいのミュージアムショップ

1階にあるミュージアムショップでは、数々のグッズを取りそろえています。近年、そのエネルギーに満ちた"岡本太郎の言葉"に注目が集まる中で、文庫本から大版の作品集にいたるまで多数の関連書籍を販売中。また大小様々な『太陽の塔』や『TARO鯉』などの作品をモチーフにしたグッズもおみやげにぴったり。『坐ることを拒否する椅子』や『明日の神話』を刺繍・プリントしたアパレルやバッグは、普段の生活にアートを取り入れることができるオススメのアイテムです。
image

企画展で展示している『TARO鯉』関連グッズが一望できる。全長60センチの「ミニ鯉」が人気(赤・白/各4750円)。

image

NEW ERAとのコラボによる『明日の神話』キャップ。(6600円)。他にも『太陽の塔』をモチーフにしたTシャツやキッズサイズも展開している。

スポット情報
  • 所在地
    東京都港区南青山6-1-19
  • 電話番号
    03-3406-0801
  • 観覧料
    一般650円/小学生300円
  • 営業時間
    10:00〜18:00(最終入館17:30)
  • 休館日
    火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28〜1/4)、及び保守点検日
  • 駐車場
    岡本記念館に駐車スペースはなし。周辺に有料駐車場あり。
  • 公式サイト
よく読まれている記事
営業日
2024年 11月
27
28
29
30
31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

定休日

イベント日

臨時休業

■イベント日 ■定休日 ■臨時休業日

SNS
ネッツトヨタ埼玉公式LINE

※一部環境によっては、表示がくずれたり、表示ができない場合があります。

メルマガ
メルマガを登録

このWEBマガジンは、ネッツトヨタ埼玉の各種キャンペーンやクルマに関する情報の配信をご了解いただいた方に向けてお送りしております。
フィーチャーフォン(従来型携帯電話)でご登録の方は、コンテンツを閲覧できない場合がありますので、予めご了承願います。
配信先変更、配信停止などは、こちらよりお願いします。
お使いの機種や動作環境によって、お名前が文字化けする場合があります。その際は、下記【ネッツトヨタ埼玉 Webマガジンサポート】までご連絡をお願いいたします。なお、登録時のアドレス以外でご連絡いただいた場合、修正対応ができない場合がありますので、ご注意ください。

■ネッツトヨタ埼玉ホームページ
https://saitama.netz-toyota-dealer.jp/

■お問い合わせ
ネッツトヨタ埼玉 Webマガジンサポート
webmag@netz-saitama.com