1993年に当時のトヨタオート西埼玉に入社しました。配属されたのは、こちらの所沢店です。3歳ぐらいから所沢で育ったということもあり、土地勘もありました。学生時代はAE86に乗っていまして、車が趣味という友人に囲まれていたこともあって、自然とディーラーへ就職した流れです。入社後に始めて購入した車は、AE101のトレノ。その後、チェイサーを2台ほど乗り継いでRAV4へ。それからは、ずっとヴォクシーを乗り継いでいます。

こちらの所沢店は、1971年に新設された店舗で、場所もいまと同じ場所でした。その後、向かいの現在フォルクスワーゲンがある場所に移転した後、再度現在の場所に移転して今にいたります。私が入社した当時の所沢店は、通りをはさんだ反対側、フォルクスワーゲンの店舗の場所にありました。営業スタッフが15人いる大きな店舗で、まだ来店型の営業スタイルに移行する前だったので、割り当てられたテリトリーを朝から歩き回るという日々を送っていました。

入社した当時は、主力の販売車種がスターレットで、それ以外の車種はなかなか難しい状態でした。それでも先輩方は精力的に販売されていたんですが、私はというと経験がないということもあって、苦労した記憶ばかりが残っています。最初に販売させていただいた車は、チェイサーです。記憶では500軒以上、お客様を訪問した後ようやく販売できたので、とてもうれしかったですね。1台販売した後は、エリアの特徴だったり、お客様の情報を積み上げて、徐々に販売のコツをつかめました。さらに、ネッツ店となったことで、ヴィッツやヴォクシーといった魅力ある車を販売できるようになったこともあり、多くのお客さんとお付き合いできたのがうれしかったですね。また、bB登場時は、まだ私も20代で、多くの同年代のお客様とのお付き合いにつながった思い出深い車種になりました。あとは記憶に残っているのは、やはり30プリウスでしょうか。納車まで1年お待たせすることもあったりして、心苦しかった記憶があります。

現在の所沢店の営業スタッフは5人です。商圏としては、人口には比較的恵まれているエリアですが、再開発が進む所沢駅周辺と、一時期よりは寂れてきた郊外と時代と共に変化が見られますね。とはいっても、これも所沢駅周辺の開発が落ち着くと、また郊外も整備が進むのだとは思います。お客さまの層としては、昔からファミリー層の多いエリアではありますが、地元の方に加えて所沢で新居を構える方の数が昔よりは増えているイメージですね。また、比較的若い方が多いエリアでもあると思います。

今後の所沢店ですが、正直新規のお客様をそれほど期待できる状況ではないので、まずは既存のお客様とのお付き合いを大事にすることを徹底したいと思っています。お店自体も狭いんですが、飾らないアットホームな空間ですし。ただ、エリア的に気さくな人柄の方が多いので、ふらっと寄っていただいたお客様が気軽に商談なり、相談なりをしていただけるお店の雰囲気を作り上げられたらいいですよね。そうすれば、既存のお客様も新規のお客様も気持ちよく過ごしていただけます。そのためにも、サービスはサービス、営業は営業といった垣根を作ることなく、スタッフ全員で意見を出し合って、改善できるところはすべて改善したいと思っています。そうすれば、お店全体の雰囲気がよくなっていくと信じています。これから魅力的な新型車が、続々と登場してくる予定なので、チャンスを逃すことなく、スタッフ全員でお客様へ魅力的な提案ができるようにがんばっていきます。