生まれも育ちも川越で、1992年に当時のトヨタオート西埼玉に入社しました。学生時代から車が好きで、当時は古いカリーナのターボ車に乗っていました。当時のトヨタオートは、スターレットやスプリンター トレノなど、若者が手を出しやすい小型のスポーツカーを数多く扱っていたこともあって身近に感じていたこともあり、志望しました。入社してからは、スターレットのターボを買って、楽しく運転していたのが懐かしいです。

最初に配属されたのは鶴ヶ島店で、以来30年間鶴ヶ島店でお世話になりました。当時の鶴ヶ島店は、営業スタッフだけで15〜16人いた大所帯でした。まだ訪問型の営業スタイルの時代で、テリトリーに降ろしてもらって、お客様のお宅を訪ねて提案させていただく日々を送っていました。当初のテリトリーは、坂戸の千代田という東武東上線若葉駅の近くでした。新人ということで、とにかく歩いて仕事を覚えるということもあり、回りやすい住宅街を担当させていただいたんです。しばらくして、来店型に営業スタイルが変わり、店舗の営業スタッフの数も減っていたのですが、お客様のところにお伺いして、イチから信頼関係や話題を構築していく訪問型の営業スタイルは、時間はある程度かかりはしましたが、楽しかったです。一番最初に販売させていただいた車はチェイサーだったのですが、当初「トヨタが嫌いだ」と仰っていたお客様のところに何度かお伺いして、お話をしていくうちにチェイサーに興味を持ってくださりお買い上げ頂きました。そこからチェイサーとはとても縁があって、当時は次に乗り換えるときの下取りがよかったこともあって、多くのお客様に納車させていただきました。

鶴ヶ島店では歴代の店長6人にお仕えしました。正直デキのいい営業スタッフではなかったのですが、迷ったときには「お客さん第一でやれよ」という指導を思い出して、なんとか30年やってきました。販売台数は1800台が見えてきたぐらいの時期で、店長になるというのはまったく頭になかったので、4〜5年で2000台までいけるかなぁと思っていたところでした。今回、霞ヶ関店の店長を拝命することになり、正直びっくりしたのですが、地元が川越ということもあり土地勘はありますし、霞ヶ関店に足を運ぶこともあったので、顔なじみのスタッフもいたので、チャレンジする場としてはとてもありがたい環境だと思っています。

お世話になっていた鶴ヶ島店は、会社のなかでも抜群の集客率を誇る店舗だったので、霞ヶ関店は難しい店舗かな？　とも思っていましたが、実際に赴任してみると歴代の店長とスタッフが地場のお客さんとしっかり関係を築いているとてもよいお店です。新しい住宅街も開発されていて、店舗の目の前の小学校も児童数も減らずに健在と、今後の伸びしろにも期待できます。周囲の道路事情もずいぶん改善されまして、店舗前の県道15号線も昔は渋滞がひどいことで有名だったのですが、周囲の幹線道路や橋が整備されたこともあり、来店しやすい状況になりました。
とはいえ、お店全体の雰囲気はのんびりしているところがあり、お客様とじっくりお話できるのは美点です。これからの店舗は、車だけを販売すればよいものではないと思うので、携帯電話や保険など、付加サービスも提供していくには、いい環境なのかなと。

現在の霞ヶ関店の営業スタッフは3名と、会社でも最も小さい規模のお店になります。全員精力的に働いているので、私としては彼らが働きやすい環境をしっかり整えていきたいと思っています。全車種併売になったことで、お客様のご要望にしっかりお応えできる環境になりましたし、魅力的な新型車の登場も予定されています。ご来店いただいたお客様との日々の会話を大事にしながら、お客様のご希望をしっかりくみ取れるお店にしていきたいですね。