右：茂木 一矢さん
2006年入社。入社当初は加須店に配属。その後久喜インター店と春日部店で、サービスエンジニアとして勤務。

左：横川 一義さん
2007年入社。入社以来、川越店にてサービスエンジニアとして勤務。

——サービス技術コンクールの出場者として選抜された際は、どのような気持ちでしたか？

茂木：まさか自分がというのが最初の感想でした。とはいえ、せっかくいただいた勉強のチャンスなので、ぜひチャレンジしたいと思いました。

横川：私も同じですね。ただ、ふたり目の子供が生まれるタイミングだったこともあって、妻の育児の負担も考えたかったので、ちょっとお返事には時間をいただきました。そして妻に相談したところ、快く挑戦することに賛成してくれたので、参加を決めました。お話をいただたいのが、ちょうど1年前の12月でしたのでそれからずっとサポートしてくれて、妻には感謝の気持ちしかないです。

——実際のコンクールはどのような流れなんでしょうか？

横川：競技は2日間の会期で行われます。1日目が学科競技で、2日目が実技競技です。1日目の夜には懇親会もありまして、他社のサービスエンジニアと交流を持つという貴重な機会にも恵まれました。

茂木：1日目の学科競技は、60分で124問に回答するのですが、○×もありますし記述式もあるので、時間的にそもそもきつい部分がありました。また、もうちょっとカムリなどの新型車やPHVまわりの新技術が出題されるかと思ったのですが、ベーシックな部分が手厚くしっかり出たのが意外でした。

横川：2日目の実技競技は、75分の制限時間内に車に発生している不具合を解消して引き渡すのですが、プレッシャーや緊張がどれほどのものかというのがちょっと不安でしたね。

茂木：特に実技競技が始まる前とスタートしてから5分程度は、緊張のなかで動いていた気がします。

——実際に実技競技を終えられたときの感触はいかがでしたか？

茂木：時間内にすべての不具合を解消して、車を引き渡せたので自分たちとしてはやりきった感はありました。普段よりもよく動けていましたし、手前味噌ですが作業も正確かつ安全にできたと思います。

横川：ただ、他社さんのチームの動きまでは見る余裕はなかったので、全国大会にいけるかどうかというのは正直不安でした。実技競技にはある程度手応えが持てたのですが、そのぶん学科競技が不安で……。

——結果は優勝でした。おめでとうございます。

横川：ありがとうございます。直近2大会連続で、ネッツ埼玉は全国大会に出場しているので、自分たちでそれが途絶えるのはいやだなというのがありました。全国大会には2位以上で出場できるので、最低限そこはクリアしたいと思っていたのですが、優勝できたのは本当にうれしいです。

茂木：順位発表は3位から行われるのですが、3位でも2位でも社名が呼ばれなかったので、まさか4位かというのがよぎったりして心臓に悪かったです（笑）

——2日間の南関東大会を振り返っていかがでしょうか？

茂木：もちろん日ごろの店舗での業務でも、真摯に仕事と向き合ってはいるのですが、コンクールならではの経験というのもさせていただいて、今後の仕事にもよい影響が出るのではないかと思っています。準備段階から含めて、とてもよい時間を過ごさせていただきました。

横川：私も同じですね。学科競技と実技競技含めて、とても貴重な経験をさせていただきました。特に実技競技の75分は、本当に濃密な時間で、店舗での仕事とはまた違った独特の経験でした。まだ出場経験のないサービスエンジニアで、もしチャンスを得られた人はぜひ挑戦してほしいです。必ず得がたい経験となるはずです。

——次は来年4月の全国大会です。

横川：妻にはまだまだ迷惑をかけてしまいますが、勝ち進んだ以上は最善を尽くして全国大会に臨みたいと思います。

茂木：正直、全国大会は全32社がしのぎを削るため壁が厚いです。過去の成績を振り返ってみても、優勝1回、準優勝1回、優秀賞1回です。とはいえ、チャンスは平等にあるので、タイトルを取って帰ってこれるように、しっかり準備したいと思います。