北海道ラーメン

【埼玉県加須市】

今回は国道122号線を館林・羽生方面へ北上、右手の住宅街に入って旧国道122号との中間にある加須市駒西の「北海道ラーメン」をご紹介します。
こちらの「北海道ラーメン」が創業したのは1984年、家具職人だった籠宮茂雄さんが創業。料理学校を出て日本料理の修行を重ねた息子の慎一さんが地元に戻ると、ラーメンと日本料理のお店として今の業態にリニューアル。中華は茂雄さん、和食は慎一さんと二人三脚で営業してきましたが、4年前に茂雄さんが他界してからは慎一さんが父親の味を受け継いで腕を振るっています。
提供しているラーメンは、旭川ラーメンのお店で修業した茂雄さんが創り上げた醤油・塩・味噌の3種類がベース。一見、昔ながらのラーメンに見えますが、「親父の味の基本の部分は変えずに、自分の和食の経験をプラスして…というと、親父におこがましいといわれるかもしれませんが(慎一さん談)」と、時流に合わせたブラッシュアップを重ねています。セットメニューの豊富さも特徴で、「うちは地元のお客様も多いのですが、近くに工場団地や流通倉庫があるのでボリュームのあるセットメニューが人気です」とのこと。そしてホール担当として茂雄さんと共にお店を切り盛りしてきた、慎一さんのお母様の光枝さんの気持ちのよい接客も評判のようです。
今後の目標について慎一さんにうかがうと「昔から地元のお客様にご愛顧いただいてきたお店なのでそこは変わらないように、でも最近は遠方からもお客様がいらっしゃるようになったので、そういうお客様を広げていけたらなと思っています」とお話いただきました。
地元で愛され続けて40年、父のラーメンを和食の技術で息子が進化をさせた「北海道ラーメン」の味をぜひお試しください!

父のラーメンを日本料理の経験を活かして発展させた父子二代の合作

今回は、ラーメン(正油・塩・味噌、味噌は50円増し)に唐揚げとごはん、お漬け物がついた「黒ゆりセット(1080円)」をご紹介します。
まずは塩ラーメンのスープをひと口いただくと、鼻腔に抜けるのが軽やかなバターの香り。後を追うように魚介系の旨味が口いっぱいに広がり、それが薄れるにつれて豚や鶏の動物系の旨味が顔を出し始め、最後に貝系の甘味が染み渡るような余韻を響かせます。40年前のレシピとは思えない味わいについて慎一さんに尋ねると、「元はゲンコツと背ガラ、鶏ガラの清湯スープだったんですが、もう少しインパクトがほしくて頭骨などの素材を加えて少し炊き、白湯寄りになっています。塩ラーメンはカエシなどで魚介の旨味を強調し、香味油も鶏油と背脂だけだったのをバターを加えて香味野菜の香りを移して軽さを出すなど、自分の経験が多めに出ているかもしれません」と、工夫の一端を教えてくださいました。
このスープに合わせるのは、滑らかなすすり心地のゆるやかなウェーブの細めの麺。「麺も変えようかと考えた時期もあったのですが、創業当時からのものなので“親父のラーメン”へのこだわり、でもないんですけど…」と、あえて変えない選択をした結果なのだそう。強い主張こそありませんが、その分スープのよさが際立つ組み合わせといえます。
トッピングも定番ながら仕事の施された品ばかり。肉感をしっかり楽しめるチャーシューは、魚介系の旨味が強い構成の中でコントラストを際立たせます。一方のワカメとノリは、スープに磯の香りを加えて海鮮カラーが濃厚に。やわらかく煮られて甘めの味付けのメンマに、シャキシャキとした長ネギやすりゴマの香り、昭和のシンボル的なナルトと、それぞれにしっかりとした役割が感じられます。
最後にぜひお試しいただきたいのが「黒ゆりセット」にもついてくる、茂雄さんがお店のオープン時に生み出したという「唐揚げ(単品850円)」です。ジューシーな鶏モモ肉の濃厚さと、ほんのり香るカレーの香りもさることながら、ザクザクとしたクリスピーさを持ちながらホロホロと崩れていく衣の食感は他に類を見ない逸品! 親子二代に渡って生みだした「塩ラーメン」と「唐揚げ」を、ぜひ一度ご賞味ください。

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うっすら白濁したスープは魚介系の旨味と動物性の脂の旨味が程よいバランス。先代の味を継承して発展させた親子の合作です。

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「親父のラーメン」からあえて変えない選択をした麺。強い主張はせずにスープの旨味を引き立てる名脇役という立ち位置。

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先代が生んだ名物メニューで、ファンが多い「唐揚げ」。衣の食感は「唐揚げと天ぷらのいいとこ取り」という言葉に納得!

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野菜の甘味を引き出した肉餡がたっぷり詰まった「餃子(450円/5個)」。ラーメンと半餃子の「はまなすセット(1080円)」もあり。

スポット情報
  • 所在地
    埼玉県加須市騎西26-5
  • 営業時間
    11:30〜14:00(L.O.13:30)/18:00〜22:00(L.O.21:30)
    ※夜の宴席メニューは予約のみの対応(2024年2月現在)
  • 定休日
    水曜日
    ※食材がなくなり次第営業終了する場合あり(facebookで告知)
  • 駐車場
    無料駐車場あり(6台)
  • 公式サイト
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