らーめん カッパハウス

【埼玉県所沢市】

今回ご紹介する名店は、所沢駅の西口から約450メートルにある「ラーメン カッパハウス」です。
オーナーの島田拓郎さんは都内の有名ラーメン店で修行を重ね、2012年に“カップ麺の定番フレーバーをラーメン職人が本気で作るお店”をコンセプトに地元・福生で独立。中でも「トマトらーめん」はメディアでも高い評価を集め、2023年9月現在では東京・埼玉で「トマトらーめん」を主力としたラーメン店を6店舗(FC店舗を含む)展開する人気店となっています。
ラーメン業界の中では決して定番とはいえないトマト味。それをメインメニューに打ち出すことに不安がなかったのかを島田さんに伺ったところ、「本店で一番人気のメニューだったという手応えもありますけど、最終的には“自分がおいしいと思うモノを出したい”ということに尽きますね」と、自信を持って送り出したそう。
「カッパハウス」の店舗に目を向けると、打放しコンクリートの外壁に、木目とタイルを組み合わせた内装はカフェバーのような雰囲気。なにかモチーフがあるのかと思いきや「ラーメン屋っぽくしたくなかった、というのはあるんですけど、“ボクにとっての居心地のよい空間”というのを職人さんにお願いしたらこうなりました」とのこと。オシャレな店内のここそこには、店名にちなんだカッパのアイコンやグッズが潜んでおり、それがファッションでいう“ハズした”魅力となって居心地のよさにも一役買っています。
島田さんに今後の目標を聞いたところ「日本一のトマトらーめん店になることですね。そのためには所沢にお店を出して来年で10年になりますけど、地元の人に“この辺になにかありますか?”って聞いたら“カッパハウスがあるよ”といってもらえるようなお店にならないと、と思っています」と、穏やかに語っていただきました。「日本一」という言葉に気負いも驕りも感じさせないのは、それだけのものを提供しているという自信と、そのためには地元で愛されるお店作りが必要なことをしっかりと見据えているからなのでしょう。
パスタなどの洋食とはまったく違う、ラーメン職人の作る「トマトらーめん」。頂点を狙うに足る味をぜひ一度お試しください!

超濃厚トンコツ魚介ベースのトマトスープに自家製麺の組み合わせ!

今回「らーめん カッパハウス」さんでは、チャーシューを増量して味玉をトッピングした「特製トマトらーめん(1200円)」をいただきました。 出てきた器を見ると、トマトの真っ赤な色がついたスープはインパクト抜群! スープをすくい上げるとトマトの爽やかな香りの中から華やかな節系の香りが顔をのぞかせ、ラーメンスープであることを強く主張! 口に含めば、節系とトマトの香気が鼻に抜けていくと共に、トンコツと魚介、そしてトマトの旨味が口いっぱいに広がっていきます。
トマト味というと“軽さ”や“爽やかさ”を想像しがちですが、むしろ“どっしり”や“こってり”とした重みのある味わい。これはスープのベースが、単体でもドロドロ系のトンコツ魚介スープとして通用する、粘度の高い超濃厚スープを使っているからこそ。そこにトマトを合わせることで動物系のイノシン酸とトマトのグルタミン酸の相乗効果が生まれ、しっかりとトマトの旨味を主張させながらラーメンならではの強いボディと満足感を生んでいるのです。
そんな個性的なスープに合わせたのは、自家製麺の中細ストレート麺。加水率の低いしっかり目の食感で、噛むごとに小麦とトマトと動物系スープの旨味が融合して一体になっていく様は、まるで口の中でひとつの料理が完成していくのを味覚で感じているかのよう。
通常の濃厚トンコツ魚介系ラーメンでは一口目のインパクトが強い反面、濃厚な味が残ってふた口目以降の印象が弱くなりがちですが、トマトのさっぱりとした後味が口の中をリフレッシュして次の一口を誘います。こうしたキレのよい後味は、化学調味料に頼ることなく濃厚な味わいを引き出した技術の賜物でもあるのでしょう!
チャーシューは焼き目の付いたバラ肉と、低温調理でピンク色に仕上がったロースの2種類をトッピング。バラ肉のコッテリとした脂も、ロースのしなやかな筋繊維の食感も、麺とは違ったスープの魅力を引き出しています。半熟の味玉は黄身を麺とからめてもよいですが、「ライス(150円)」と混ぜてスープに浸すのも絶対の正解! 脇役ですが刻んだタマネギの清涼感や、キャベツともやしの食感もアクセントとして機能します。見逃してほしくないのは、ペースト状になったトマトの存在で、混ぜ加減を調整してトマト感のグラデーションを楽しむのがオススメ!
「トマトらーめん」と聞いて「サッパリ系は物足りないから…」と思う人にこそ、ぜひ一度試してもらいたい「らーめん カッパハウス」の「トマトらーめん」。ガッツリとした食べ応え十分の味に、満足すること間違いありませんよ!

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トマトのイメージからサッパリ系かと思いきや、じつは濃厚ドロドロ系のスープ。レンゲですくえば脂の層がくっきり!

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「トマトらーめん」に合わせるのは中細ストレートの自家製麺。しっかりとした小麦の味がトマトや脂の旨さを受け止めます。

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チャーシューは焼き目のついたバラ肉と低温調理のロース。通常の「トマトらーめん」でも2種類乗るのが嬉しいポイント!

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残ったスープに「チーズごはん(250円)」を入れてリゾット風に! ご飯にはカエシがかけられ、最後まで味がボヤけません。

スポット情報
  • 所在地
    埼玉県所沢市旭町2-1
  • 営業時間
    11:00〜15:00/17:00〜21:00(20:45L.O.)
  • 定休日
    なし(年末年始をのぞく)
  • 駐車場
    駐車場なし(周辺に有料駐車場あり)
  • 公式サイト
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