東京モーターショーの後継イベントとして、2023年から開催されている「JAPAN MOBILITY SHOW」。2回目となる「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」が、東京ビックサイトで開催されました。今回は「ワクワクする未来を、探しに行こう！」をテーマに、前回の出展社数475社から、倍増以上の1000社が出展。クルマはもちろん、バイクや航空機、船舶など、あらゆる"乗り物の可能性"を提案する、魅力的なイベントとなりました。ここではトヨタブースを中心に、会場の模様をご紹介します。

トヨタブースでは、トヨタはもちろんレクサスやダイハツ、さらに今回から独立したブランドとして扱われるセンチュリーを中心に、さまざまな新型車やコンセプトカーを展示していました。なかでも注目を集めていたのが、新型RAV4と新型車ランドクルーザー“FJ”。RAV4は、ADVENTUREとCORE、GR SPORTの3タイプをすべて展示。新型車ランドクルーザー“FJ”は、プロトタイプモデルが展示され、多くの方が展示車の細部をチェックしていました。

「JAPAN MOBILITY SHOW」には、キャンピングカーゾーンも用意されています。ここでは、ハイエースやランドクルーザーシリーズ、ハイラックス、ヴォクシーなど、トヨタ車をベースにしたキャンピングカーが多数展示されていました。

「JAPAN MOBILITY SHOW」となって、人気を集めているのが大型車の展示。もちろん、ビジネスベースで視察にいらっしゃる方も多いのですが、間近で大型車を見られる機会が貴重なため、一般のお客様にも大人気！　各社とも運転席を開放するなどして、一際人気を集めていました。

合同展示として、「タイムスリップ・ガレージ」も共催されました。1970年代から2000年代にかけての、日本の乗り物の技術革新やライフスタイルの変化、速さへの憧れなど、時代背景と乗り物の進化を体感できる魅力的な展示となっていました。トヨタからは、初代セルシオと初代エスティマ、初代プリウス、AE86型カローラレビンが出展されていました。

「JAPAN MOBILITY SHOW」ならではの取り組みとして、屋外イベントも充実しています。今回は、「Gymkhana × Dirt Trial LIVE 2025」や「RALLY PERFORMANCE RUN by JGR / JRCA」、「重量級RALLY LIVE 2025」などを開催。「RALLY PERFORMANCE RUN by JGR / JRCA」には、なんと飛び入りで「モリゾウ」選手が登場。GR Yarisでの圧巻のデモ走行を披露しました。また、「重量級RALLY LIVE 2025」では、ハイエースやランドクルーザー"300"を筆頭に、重量級のラリーカーが登場。ド迫力の走りに観客の視線も釘付けでした。

2025年10月30日から11月9日にかけて、11日間開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」。最終的に入場者数は、前回に続き100万人を超え101万人を記録しました。モビリティの可能性や未来のビジョンを提案する意欲的な展示が行われ、来場者の笑顔があふれる空間となっていました。順当にいくと、次回の「JAPAN MOBILITY SHOW」は、2027年です。自動車メーカーだけでなく、家電メーカーも2027年のBEV参入を表明するなど、モビリティの変革期は、いましばらく続きそうです。これからも魅力的な乗り物が多数登場するのが楽しみですね！