熊本らーめん 育元 滑川本店

【埼玉県比企郡】

今回ご紹介するのは、関越自動車道の東松山I.C.を下りて熊谷方面へ進むこと約3.5キロメートル、右手にあるのが「熊本らーめん 育元 滑川本店」です。
この「熊本らーめん 育元 滑川本店」は、元々和食の料理人だった店主の土屋育竹さんが、熊本ラーメンの美味しさに魅せられて1998年にオープンしたお店。入れ替わりの激しいラーメン業界で25年以上続くラーメン店というだけでも珍しいのですが、「熊本らーめん 育元 滑川本店」はノスタルジー的な評価などではなくラーメンメディアでの2025年のランキングでも上位に入賞するほど“味”が高く評価されているお店です。
特殊な釜を使い豚骨を長時間炊いた白湯スープをはじめ、熊本独自の調味料“マー油”にチャーシューや角煮といったトッピングにいたるまで、土屋さんが独学で作り上げた一杯を提供し続けることで、開業から四半世紀を過ぎた今でも高い評価を集め続けています。
また、お店の看板メニューは熊本ラーメンですが、博多風やタンタンメン、和風しょう油&塩ラーメンとメニューも豊富で、繰り返しの訪問や好みの異なるメンバーでも利用しやすいのもポイント。
実際にお店に入って感じるのは、いまどきのラーメン店ではなかなか見られなくなった居心地のよさ。天井の高い店内に木を生かしたV字型のカウンターとテーブル席、畳敷きの小上がり席などがあり、どこか古民家を思わせるような内装。スタッフの接客も活気がありつつ、余計な圧は感じさせないほどよい距離感で、初の来店でもぬくもりを感じるような空間作りがおこなわれています。そのため、平日は近隣の住民や仕事で近くを通った地元層を中心としたお客様でにぎわい、休日になるとお子さま連れのご家族や他県から有名店を食べようと訪れたラーメン好きなどの様々な客層の人たちが集まっています。
四半世紀の時を超えて、地元・埼玉だけでなく全国のラーメンファンに愛される「熊本らーめん 育元 滑川本店」のラーメンを、ぜひみなさんの舌でも味わってみてください!

和食出身の店主が独学で作り上げた四半世紀以上愛され続ける熊本ラーメン

今回は「熊本らーめん 育元 滑川本店」の看板メニュー「育元ラーメン」(1180円)をいただきました。
提供されたお料理から漂うのは、とんこつの濃厚なボディに加えて焦がしニンニクの香ばしい香り。これは熊本ラーメンに使われる“マー油”という、ニンニクをはじめとした調味料を油で黒くなるまで揚げることで香りを移した調味油特有のもの。一口含むととんこつスープとニンニクや香味野菜のうま味が舌を包みながら、焦がしの香ばしさが鼻に抜けるとともに、ほんのりとしたほろ苦さがキレのある後味を加えてくれます。とんこつスープというとクセの強いイメージがありますが、この「熊本らーめん 育元 滑川本店」のスープはすっきりとした味わいになっているのは、丁寧な仕込みの成せる業でしょう。
そんなスープの中から中細ストレートの丸麺を引き上げると、とんこつスープとマー油にコーティングされた麺から食欲をくすぐる香りが湯気と共に器の中から立ち昇り、その香気ごと口の中へと滑り込んでくるかのよう。少し固めの麺を噛むごとに小麦のうま味にとんこつスープとマー油のうま味が一体感を増していき、渾然一体となって最終的にバランスの取れた味わいへと変化していくグラデーションが楽しめます。
トッピングで最初に触れておきたいのがザク切りにされたキャベツ。ラーメンの葉物というと脇役と思いがちですが、熱々のスープに沈めてうっすらと透明感を増した状態でいただくと、スープとなじむと同時に甘みが増して主役級のポジションに! 厚切りながらトロけるような柔らかさのチャーシューと、おはしで持ち上げると自重でほぐれてしまいそうな角煮は、これだけでも食べに来る価値のあるメインイベンター。たっぷりと乗せられたキクラゲと青ネギはエリアをわけたままにしておくことで、そこから引き上げた麺に加わる食感や香りのコントラストを楽しむのもオススメ。最後にタレの味がしっかりと染み込んだ味玉まで、一切のスキが見当たらない完成度と言えます。
見た目通りボリューム満点な一杯でありながら、食後に重さを感じさせないのも「育元ラーメン」の特徴で、スープやチャーシュー、角煮を作る際、余計な脂をしっかり落とす、和食出身の土屋さんならではの仕事が感じられます。
食べれば長年に渡り愛され続ける理由がわかる「育元ラーメン」。熊本ラーメンが好きな人ならもちろん、未体験の方にもぜひ一度ご賞味いただきたい逸品です!

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特殊な釜を使って炊き上げたとんこつスープに、焦がしニンニクの香り豊かなマー油が浮かぶ熊本ラーメン特有のスープ。

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中細ストレートの丸麺は、通常のオーダーではやや固めで提供。固めや柔らかめのオーダーにも対応しています。

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トッピングに乗せられた豚バラの角煮は、5時間かけて煮込むことで赤身はホロホロ、脂はトロトロの仕上がりに。

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肉餡がたっぷり詰まった「焼きギョーザ」(450円)は味噌ダレが添えらえ、味噌のコクが餡にも負けず相乗効果を発揮。

スポット情報
  • 所在地
    埼玉県比企郡滑川町羽尾4340-1
  • 営業時間
    平日 昼 11:00〜14:00/夜17:00〜21:00L.O.
    土日祝 昼 11:00〜14:30/夜17:00〜21:00L.O.
    ※食材切れのため早仕舞いの可能性あり
  • 定休日
    水曜日・火曜日夜
    ※詳細は公式SNSでの告知を参照
  • 駐車場
    無料駐車場あり(店舗前と裏に19台)
  • 公式X
  • Instagram
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