春日部市の北に隣接し埼玉県の東の端に位置する杉戸町。その圏央道の幸手ICからクルマで約7分、国道4号線から少し入った場所にあるのが「杉戸天然温泉 雅楽の湯」です。約46度の生源泉をかけ流す天然温泉に、血流を高める高濃度炭酸温泉、細やかな気泡がマッサージ効果を高めるシルク湯と様々な温泉・お風呂を楽しめます。
また木造一階建ての建物は、郷愁を誘い日本人の心を和ませる憩いのスポットとなっています。建物は中庭をぐるりと囲んだ造りになっていて、昼・夜と四季折々の風景を楽しむことができるのも特徴となっています。

「雅楽の湯」では生源泉を加水・加温などをおこなわずにそのままかけ流す、生源泉湯を露天と内湯の両方で楽しむことができます。源泉は約46度で、夏場には温度が高くなりすぎないよう熱交換器を使うことで加水をせずに温度を下げる工夫がされています。オススメは露天にある壷湯で、こちらにも生源泉が注がれていますから、生の源泉を贅沢に独り占めすることができますよ。少し珍しいのが「高濃度炭酸温泉」で、血流を高めて高い健康増進効果を持つ「高濃度炭酸泉」は多くの温泉施設にもありますが、こちらでは炭酸ガスを天然温泉に溶かし込んだ「炭酸温泉」なのが特徴です。内湯には温泉以外にも、超微細な気泡を発生させる「シルク湯」があり、高いマッサージ効果とともに皮膚の老廃物を除去し、すべすべのお肌になりますよ。

濁りのある生源泉は、保温効果が高く湯冷めしにくいナトリウム-塩化物温泉。神経痛や筋肉痛、関節痛、慢性婦人病にも効果があります。

温泉水に炭酸ガスを溶かした「高濃度炭酸温泉」には、医療業界にも実績がある三菱レイヨン・クリンスイ社製の人工炭酸装置を採用。

きめ細やかな泡で乳白色に見える「シルク風呂」は、独特の柔らかい肌触りが特徴。ゆっくり浸って全身くまなくマッサージ効果を楽しめます。

中庭に面した縁側には、足湯のコーナーが設けられています。こちらも天然温泉を流していますから、足先から全身が温まりますよ。

岩盤浴の「岩盤処 楽癒」は、平日500円／土日祝600円を払えば何時間でも利用できます。岩盤浴には３種類あり、ミネラルを含んだ岩塩を敷き詰めた「華（はな）」が室温70度と一番高い温度設定になっています。約47度と低めの室温設定になっているのが「咲（さき）」で、こちらの材には黄土石やゲルマニウム石、麦飯石、翠石といった温熱効果の高い石材が使われ、女性専用スペースも設けられています。また室温は常温のまま床だけを温める「優（ゆう）」もありますから、少し休憩したいときやのんびりと身体を温めたりするにはこちらがオススメ。岩盤浴室の熱気が苦手という人でも、これなら岩盤浴を楽しむことができますよ。

大人1580円（小学生980円／小学生未満680円）で、90分間のドリンクバー付き食べ放題のビュッフェレストランです。季節によってお料理の内容は変わりますが、国産十割そばやご飯に麺類、お肉やお魚、野菜を使ったメインディッシュにサラダと種類も豊富で何を食べるか迷ってしまいます。別料金でお酒が用意されていますから、食事と一緒にお酒も楽しみたいという人でも大丈夫。取材で訪れた日にはラズベリーショコラケーキにティラミス、パンナコッタ、マンゴープリンにプチシュークリームに白玉ぜんぜいと、和洋中のデザートがズラリ。これだけあれば、スイーツ目当てに来ても十分元が取れてしまいそうです。

通常のレストラン形式のお食事処がこちらの「みやび」になります。こちらでも国産の十割そばを使ったメニューを提供しており、地元産の豆腐やコシヒカリと組み合わせた「杉戸御前（980円）」が人気メニュー。また杉戸町のカレー料理大会で優勝した「杉戸B級グルメ カレーつけ麺（780円）」は、カレー味の付け汁に米粉を加えたもちもちの麺に、ご飯と季節の野菜天までついたコストパフォーマンスの高い一品。麺を食べ終えたら付け汁にご飯をいれて、おじや風にしていただくのがオススメです。 他にもソフトクリームやかき氷、おつまみにぴったりな一品料理などもありますから、湯上がりをまったり過ごすのにも最適です。

レストラン・ビュッフェ共に店内は全席禁煙、すぐ隣に喫煙者向けにの専用テラスがあるので安心してお料理を楽しめます。

入ってすぐにはテーブル席、お店の奥にはお座敷席というレイアウト。お好みの座席でお料理をどうぞ。

あらたな地元名物として売り出し中の「杉戸B級グルメ カレーつけ麺（780円）」は、天ぷらも付いてお得感の高さが魅力。