2018年9月に惜しまれつつも閉館した東京・六本木の『スヌーピーミュージアム』が、2019年12月14日、町田市に約2倍の広さになって生まれ変わって移転オープンしました!
ミュージアムがあるのは、先月ご紹介した「南町田グランベリーパーク」の中。自然に囲まれた広い土地を活かし、のんびり楽しんでもらえる空間を演出しています。六本木では半年ごとに原画を入れ替える企画展が中心でしたが、新たなミュージアムでは常設展示に力を入れ、いつ来ても『ピーナッツ』の全体像が楽しめるように工夫されています。原作コミック『ピーナッツ』や作者チャールズ・シュルツ氏について、より深く知ることのできる展示や貴重な原画を見ることができ、さらにフォトスポットとして楽しめるエリアも登場。もちろん、ここだけの限定グッズをゲットできるショップもありますよ! パワーアップしたスヌーピーミュージアムをぜひお楽しみください。
スヌーピーミュージアムの新名所「スヌーピー・ルーム」では、6体の大きなスヌーピー像がお出迎え。中でも最大の目玉は、部屋の中央でライナスの毛布の上ですやすやと眠るスヌーピー。なんと全長8メートルと圧巻の大きさです。立体化されたのは初めてで、3Dコンピューターで検証し原作のイラストを忠実に守りつつも、誰も見たことのない裏側まで作り上げられています。
見たことのない大きさのスヌーピーを、これまで無かった角度から見ることで、新たな可愛さに気付くこと間違いありません!
あまり知られていない、珍しいスヌーピーの姿を集めたというスヌーピー像たち。原作のどの場面だかわかりますか?
これもスヌーピーなの!? と疑ってしまう程の怖い顔。実はハロウィンのためにマスクをして仮装した姿なんですよ。
「ピーナッツ・ギャング」とは、『ピーナッツ』に登場するキャラクター達のこと。ここ「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」では、その中の12のキャラクターにスポットライトを当て、一人一人の定番エピソードやトリビアを複製原画やヴィンテージグッズ、映像を通じて展示しています。こちらのエリアでは六本木のミュージアムと同じメンバーで設計されており、大きく書かれた文字は皆に知ってほしいこと、小さな文字はもっと深く知りたい人に読んで欲しいことという意図があります。ぜひ隅々までチェックしてみましょう!
展示はキャラクターごとのレイアウト。それぞれの代表的なエピソードからトリビアまで、大ボリュームの内容です!
展示には作者がどのようにキャラクターを生み出したのか、といった豆知識も。もっと『スヌーピー』に詳しくなれますよ。
発行当時の新聞で起こった“版ずれ”も再現。本来は印刷のミスですが、レトロな雰囲気がして可愛いですよね!
壁に展示されたヴィンテージグッズは日本のコレクターから借り受けたもの。貴重な品々はファンにはたまらないもの!
新しく生まれ変わったスヌーピーミュージアムには、常設の「ワークショップルーム」が誕生しました! こちらではぬいぐるみやトートバッグ、キャンドルやお菓子など、世界にひとつしかないオリジナルのスヌーピーグッズを作ることができます。週ごとに様々なプログラムが用意されていますので、来館日に何が行われているのか、事前にチェックしてくださいね。なお、ワークショップは先着受付となっておりますので、ホームページでのご予約もお忘れなく!
スタッフが丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心。楽しい会話と笑顔の絶えないステキな体験になること間違いナシ!
六本木でも人気だったオリジナルのぬいぐるみ作りは、こちらでも定期的に開催。オンリーワンのスヌーピーを作りましょう。
シュルツ美術館から借りた貴重な原画で構成されるスペシャルな企画展は、半年ごとに展示の入れ替えが行われます。2020年6月28日までの期間は、企画展第1弾「ビーグル・スカウトがやってきた!」を開催中。隊長スヌーピーがウッドストックや鳥たちを従えて野山を駆け巡ります。自然豊かな鶴間公園を臨むミュージアムの最初の企画展としてぴったりの内容となっていますね! 個性豊かな愉快なメンバー達と、それを束ねるリーダーとしての憂鬱など、楽しさと可愛らしさいっぱいのエピソードです。
キャンプを楽しむスヌーピー達を通じて、自然豊かな場所へミュージアムが移転したことを伝える企画展でもあるそう。
執筆作業中に付いたと思われる汚れがそのままなのも、原画での展示ならでは。当時の様子が伝わってくるかのようです。
ミュージアムのスタートはこちらの「オープニング・シアター」から。一見、何もない白い壁は、マルチスクリーンを駆使した新作オリジナルアニメーションが投影されると、その様子が一変!
壁に付いたパネルの凹凸を活かしたプロジェクションマッピングには、スヌーピーやピーナッツギャング達が登場し、部屋の中を縦横無尽に駆け回ります。スヌーピーが真っ白なキャンパスにアートを描き、どんどんカラフルに彩られていく様子を楽しみましょう!
3階にある「スヌーピー・テラス」からは、南町田グランベリーパークと鶴間公園を一望することができます。なんと晴れた日には富士山も見えるんですよ。さらに壁にはスヌーピーがいっぱい! これも『ピーナッツ』の1コマで、スヌーピーがゴルファーとしてトーナメントに出場した際、親戚や友人がギャラリーに集まりその第一打を見守る……という場面なんです。大迫力の壁画はフォトスポットとしてもオススメですよ。
黒の壁に囲まれ、ちょっぴり大人の雰囲気漂う「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」。
こちらでは『ピーナッツ』の作者チャールズ・シュルツ氏の創作の歴史を辿ります。中央にあるシュルツ氏のライティングテーブルをイメージした机には、シュルツ氏がイラストを描いている貴重な映像が流されています。
世界中から愛されている『ピーナッツ』のキャラクター達が、どのようにして生み出されていったのか、その様子をじっくりご覧ください。
スヌーピーと仲良しのウッドストックをイメージした、どこもかしこも真っ黄色な「ウッドストック・ルーム」。壁や柱など、部屋全体がふわふわな質感で構成された癒しの空間になっています。
ソファーに座りながら『ピーナッツ』の書籍を読んだり、オリジナルのショート・アニメーションを楽しんだり、展示について語り合ったり……と過ごし方は人それぞれ。たくさん歩き回って疲れた体を休めながら、ミュージアムの余韻に浸っていきませんか?
原作を読み返したり、展示作品を振り返ったりして、新たなスヌーピーの魅力を発見! 時間を忘れてしまいますね。
ウッドストックの手触りを再現したこちらの柱。ふわっふわでずっと抱きついていたくなる程の気持ち良さです。
ミュージアムのお土産は、世界でここにしかないグッズが溢れる「BROWN'S STORE」でどうぞ! ショップ名の通りチャーリー・ブラウンの世界をイメージした店内には豊富な種類の商品がずらり!
アメリカのバッグブランド「ジュライナイン」やドイツの老舗魔法瓶メーカー「ヘリオス」、「森永」のミルクココアなど人気ブランドとのコラボ商品は必見! 他にも、張り子やファイヤーキング、スノードームといったコレクタブルアイテムも。大切な方へのお土産としてはもちろん、自分へのご褒美にもピッタリのものが見つかりますよ。
オープン記念のぬいぐるみ。赤いパーカーを着たスヌーピー(税込5500円)とウッドストック(税込4400円)が可愛い!
ルーシーの“精神分析スタンド”型のワゴンで販売されているのは、新聞の形をした企画展ガイド(税込550円)です!
南町田オリジナルのトミカ(税込880円)は、緑豊かな南町田をイメージした、グリーンの窓が特徴。ここでしか買えないオリジナル商品です。
ポップなB4ポスター(全8種・税込880円)やコミック柄のA2ポスター(全2種・税込1100円)。どれもオシャレなデザインで、お部屋に飾りたくなります。
リュックはスウェーデンのブランド「フェールラーベン」とのコラボ商品(左:税込1万7600円、右:税込1万5400円)。親子でお揃いにするもステキですね。
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