福徳の森/福徳神社
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どんなところ?
五街道の起点である東京・日本橋に、憩いのと賑わいの場として今年9月に完成したのが『福徳の森』です。’14年に再興した『福徳神社』に隣接した、1000平方メートルの広場は、ときに地元の地域コミュニティの交流の場として、ときに全国各地から多くの人が集まるイベントスペースとして、様々な役割を果たす場となっています。銀座のメインストリートである中央通りから浮世小路を少し入った場所に、“森”という名前が示す通り四季折々を彩る木々が50種類以上も植えられ、周囲の百貨店や高層ビルと共にここでしか見ることのできない風景を作り出しています。

「昭和記念公園・日本庭園」や「東京ビッドタウン・檜町公園」を手掛けた榊原八朗氏が監修したランドスケープは日本庭園を思わせる佇まい。

春は「ヤマザクラ」に夏の「ガクアジサイ」、秋には「ヤマモミジ」に冬の「マンリョウ」と、四季それぞれに見頃を迎える木々が森を彩ります。
森開きではイベントを開催
9月28日には特設ステージを設置し、「森開き」を記念した開設セレモニーが行われました。ゲストとして三井不動産のイメージキャラクターを務める蒼井優さんが和服姿で登壇し、江戸時代の日本橋の様子が描かれた絵巻物『熈代勝覧』を、デジタル技術を駆使して現代風にアレンジした『当代 熈代勝覧』を鑑賞。制服姿の女子高生や背広姿のサラリーマンが江戸時代の日本橋を歩く姿が映し出される中、福徳神社に蒼井さんと同じ和服姿の女性を見つけると「私みたいな人がいました」とニッコリ。続いて公開された『未来 熈代勝覧』は、近隣の小学校に通う子供たちが描いた「未来の日本橋」を元に作られた映像。子供が描いた様々な日本橋の光景に、蒼井さんは「自由な発想で希望やユーモアにあふれているのを見てほっとしました」と驚くと同時に感心していた様子。この「福徳の森」についても「散歩をして公園でぼーっとするのが好きなので、普段の日常にこんな森があったら通っちゃうだろうなというくらい気持ちの良い空間になりそう」とのことで、プライベートで日本橋に来たときには「福徳の森」でのんびり過ごしているかも? と、気に入った様子で話していました。

セレモニーは女性和太鼓奏者の高木てんさんによる勇壮な演奏で始まり、歴史と伝統を感じさせる幕開けに。

蒼井さんは地元の区立常磐小学生と共に「未来 熈代勝覧」を鑑賞。大胆な未来予想図に驚かされた様子でした。
福徳神社(芽吹神社)
江戸城を築城した太田道灌や、徳川家康も参詣したという、貞観年間(859〜876年)から鎮座する歴史ある神社。元は福徳村の稲荷神社としてまつられ、地名をとって福徳神社となり、二代将軍・秀忠が参詣した際、鳥居に若芽が萌え出ていたことから「芽吹稲荷」と命名されしたしまれている。江戸時代には現代の宝くじにあたる富くじの発行を許されていたことから、現在でも宝くじの当選を祈願して多くの参拝者が集まる神社として有名です。

中央通りから浮世小路に入ると、福徳神社の大きな鳥居と福徳の森の鬱蒼とした木立が出現。周囲の街並みとは一線を画した光景が広がります。

稲荷神社ということでお社を守っているのは狛狐。狛犬とは違ってスマートなシルエットがこの神社の特徴でもあります。

宝くじなどの当選を祈願する「富籤守(初穂料500円)」や、宝くじなどを保管する「宝袋(初穂料1300円)」があるのも福徳神社ならでは。

境内には絵馬掛もあり、宝くじのほか「芽吹神社」の名前に因み、新たな事業や企画の進展や成長を願うものも。
薬祖神社
江戸時代には薬問屋が軒を連ねていた日本橋、「くすりのまち」の象徴でもある薬祖神社が「福徳の森」にあります。医薬をつかさどる大穴牟遅神(おおなむちのかみ)と少名毘古那神(すくなひこなのかみ)の二神を祀っています。明治41年に上野の五條天神社から御霊を迎え、昭和4年から昭和薬貿ビルの屋上にあったお社が、福徳の森のオープンに合わせて遷座されたものです。医療や薬の製造・販売に携わっている方は、ぜひ一度ご参拝されてみてはいかがでしょうか?
芽吹茶屋
福徳の森に隣接する敷地にオープンしたのが「芽吹茶屋」。日本橋発祥とされる今川焼は生地に利尻昆布のお出しを練り込み、“あん”には定番のつぶ餡が入った「福徳焼(150円)」以外にも、「チョコナッツ(200円)」やソーセージ入りの「モルタデッラマヨ(230円)」などの変わり種も用意。また飲み物では、日本橋に本店を置くミカド珈琲のホット&アイスコーヒー(各400円)や、山本山の深蒸煎茶(300円)を提供するなど“日本橋ならでは”のお茶屋となっています。

今川焼は季節で変わる1種と定番7種の合計8種類を販売。芽吹茶屋の営業は、10:00〜21:00の営業となっています。

細長く巻いたお稲荷さん9本がセットになった「芽吹巻き(800円)」。柚子と抹茶、七味の3種類のお味が楽しめます。

ローズマリーやクミンシード、出汁ばくだんの3種類から選べる「今川クロスティーニ(50円/1枚)」に、具を乗せていただく「芽吹つまみ」。

「芽吹つまみ」の具は「豆腐のディップ(290円)」や「ゆで豚のサルサヴェルデ(490円)」など、和に限らず様々なテイストを用意。
スポット情報
  • 所在地:東京都中央区日本橋室町2-5-10
  • 営業時間:8:00〜17:00(福徳神社・御社殿)
    9:00〜17:00(社務所・お守りの授与)
  • 駐車場:近隣の駐車場を利用
  • 公式ホームページhttp://mebuki.jp/