がすてなーに
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どんなところ?
江戸時代から昭和中期にかけて、江戸・東京きっての繁華街として栄えた浅草。下町文化の中心として知られていますが、古い歴史を持つ浅草寺が地主でもあるため、寺社町として整備され繁栄してきました。そのため、雑多な印象は少なく、洗練された雰囲気すらあわせ持っています。現在でも、東京の観光スポットの代名詞的な存在として、多くの観光客が足を運んでいますが、2012年には隅田川の対岸に、新たな東京のシンボルである東京スカイツリーがオープン。相乗効果で浅草も活気を取り戻しつつあります。今回はそんな浅草の、浅草寺を中心としたエリアを散策してみました。

浅草の玄関といえば、やはり雷門! 国内外の多くのお客さんが足を止め、その威風堂々としたたたずまいに見ほれたり、記念写真を撮ったりと楽しまれていました。

江戸時代に人々に時刻を知らせていた「時の鐘」。当初は江戸城内にあったのですが、城下町が拡大するにつれてその数が増え、浅草寺にも設置されました。「花の雲 鐘は上野か浅草か」の句は有名ですよね。

浅草のグルメといえば、胡麻油でさくっと揚げた天ぷらを辛めのタレにくぐらせてご飯にのせた「江戸前天丼」です。数多くのお店があるので、お気に入りのお店を探してみてくださいね。
雷門〜仲見世
浅草のシンボルといえば、やはり浅草寺の総門(入り口)である雷門でしょう。正式名称は風神雷神門で、941年に最初の雷門が建てられたとされ、その後移設と消失、再建を経ます。現在の雷門は、1960年に松下電器産業の創業者・松下幸之助が寄進したもので、門を見て右側に風神、左側に雷神が配置されています。門の中央には、重さ約700キロの提灯がつり下げられていて、下の部分には龍が掘られています。
雷門をくぐると、そこは宝蔵門に至る表参道で、両側には土産物や菓子などを売るお店が並ぶ商店街「仲見世」です。現在の仲見世は、関東大震災による被災後に再建されたものです。
浅草寺
仲見世を抜けると、浅草寺の中心部に到着です。このエリアには、二重門の宝蔵門と、本堂、五重塔があります。宝蔵門は、左右に仁王様を配していて、上層部は文化財の収蔵庫となっています。五重塔は、1648年に建立され関東大震災でも倒れませんでしたが、1945年の東京大空襲で消失。その後、場所を変えて1973年に再建されたものです。塔の高さは約48メートルで、最上層にはスリランカから招来された仏舎利が安置されています。
本堂は聖観音菩薩を本尊するため観音堂とも呼ばれ、1649年に建立され1945年に東京大空襲で消失。その後、1958年に再建され現在に至ります。元々は天台宗に属する寺院でしたが、1950年に独立し聖観音宗を設立し、総本山として活動しています。
一帯はたっぷりとしたスペースとなっていて、上野にほど近い都心とは思えない空間です。昼間は平日でも多くの観光客で賑わっていて、線香を供えたり、おみくじを引いたり、参拝したりと思い思いに過ごしています。東京都内最古の寺だけあって、どの施設も長い歴史を持ち、大きさもデザインも洗練されています。その迫力や凜々しいたたずまいを、ぜひ間近で感じ取ってみてください。
浅草神社&二天門
三社様として知られる浅草神社は、三社祭(さんじゃまつり)の通称で知られる例大祭で有名な神社です。元々は、浅草寺と一体だったのですが、明治時代の神仏分離で別法人となり現在に至ります。りりしい狛犬の姿が頼もしくて印象的です。
二天門は浅草神社のすぐ隣、浅草寺の東に東向きに立つ門です。国の重要文化財に指定されていて、1618年に建立され、第二次世界大戦でも焼失をまぬかれた貴重な建造物でもあります。元々は、浅草寺の境内にあった東照宮の門として作られたもので、門の左右に配置された持国天と増長天は寛永寺にある徳川家綱の霊廟から移設されたものです。

雷おこし&人形焼

雷おこし&人形焼雷おこしなんておじいちゃんおばあちゃんの食べ物。そんなふうに考えていた時期が私にもありました……。ところが今回、久しぶりに雷おこしを食べてみたところ、そのおいしさにびっくり! 購入したのは、雷門のお隣に本店を構える常盤堂さんの「雷鳴(16枚入り540円)」。抹茶、玄米パフ、カラメル、黒ごま、落花生の5種類の雷おこしが詰め合わされた人気商品です。それぞれの味の違いを楽しみながら1枚1枚と食べるとあっという間になくなっちゃうおいしさです! もちろん常盤堂さん以外にも雷おこしのお店はたくさんあるので、食べ比べてみるのもよいでしょう。
そして、浅草のもうひとつの名物が人形焼。人形焼って、人形町の名物じゃないの? と思われた方は半分が正解。たしかに、人形焼の発祥は人形町なのですが、仲見世に軒を連ねるお店では、焼きたての人形焼が味わえるのです。焼きたてなので、外はかりっと、中はふわっと、そしてあんこが適度にアツアツ。もちろん香りも抜群です。この見事なハーモニーを味わえるのは焼きたてならでは。土産物屋さんで売っている日持ちのする人形焼とは別格のおいしさです。写真は手焼きで有名な、宝蔵門近くの木村屋さんの人形焼きです。手焼きのお店と機械焼きのお店があるので、こちらも食べ比べてみるのがおすすめです。

六区界隈
明治時代から知られる日本有数の歓楽街。それが浅草公園六区、通称浅草六区です。かつては、多くの映画館(活動写真常設館)や、オペラを上演する常設館が軒を連ね、大正、昭和の時代も多くの人で賑わっていました。その後、高度成長期に入り、新宿や渋谷などにその座を奪われ、かつての喧騒とは無縁になりましたが、いまでも浅草演芸ホールと東洋館などの演芸場や、浅草六区ゆめまち劇場が営業してるほか、ドン・キホーテもオープンしたことで徐々に賑わいを取り戻してきています。
浅草花やしき
1853年に開園し、一度取り壊されたあと1947年に復活した歴史ある遊園地です。目玉は、国産初・日本最古のローラーコースターで、敷地ギリギリのところを走りスリル満点なことで知られています。公式ホームページはこちらから

夜の浅草も魅力いっぱい!

浅草寺昼とはまた違った魅力が楽しめる浅草。特に浅草寺は日没から23時ごろまでライトアップが行われていて雰囲気が抜群です! 2003年からスタートしたこのライトアップは、東京タワーやレインボーブリッジなどのライトアップを手がけた照明デザイナー石井幹子氏の手によるもの。伽羅の朱色が映える照明により、本堂と五重塔、宝蔵門、雷門がその姿を浮かび上がらせます。ぜひみなさんも足を運んで、その幻想的な空間を楽しんでください。

浅草寺
浅草寺
スポット情報
  • 所在地:東京都台東区浅草1-2-3(雷門)
  • 駐車場
    付近に多数の時間貸し駐車場あり。代表的なものは雷門地下駐車場(台東区営、台東区雷門2-18)。営業時間は7:00〜23:00。最初の30分200円、以降15分ごと100円。平日6時間以上12時間まで2400円の上限料金あり。
  • 公式ホームページhttp://www.asakusa-kankou.com/