鬼平江戸処(羽生PA上り線)
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どんなところ?
みなさんは関越自動車道上り線にオープンした、「寄居 星の王子さまPA」を覚えていますか? その名の通り、サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」とコラボレーションした施設で、外観はもちろん内観や、販売している商品まで「星の王子さま」の世界観を体現したものになっていて、多くの人の支持を集めています。(「寄居 星の王子さまPA」の紹介はこちらから)。
今回ご紹介するのは、「寄居 星の王子さまPA」に続くコラボタイプの施設で、東北自動車道の羽生PA上り線内にオープンした「鬼平江戸処」です。2013年12月19日にオープンしたこの施設は、池波正太郎の人気時代小説「鬼平犯科帳」で描かれている江戸の町並みを再現したフードとショッピングの施設です。羽生PAはすでに下り線側はパサールとしてリニューアルされていますので、今回の「鬼平江戸処のオープンにより、上下線とも最新の施設に生まれ変わったことになります。(「パサール羽生」の紹介はこちらから。)
施設は、「鬼平犯科帳」の世界でも頻繁に描かれる本所深川界隈を模したフードコートを中心とした作りで、作品中にも登場する9つの名店が軒を連ねています。ショップの内装もこった作りになっていて、販売する商品も和テイストあふれるものや、江戸にちなんだものが豊富に取りそろえられています。
なお、「鬼平江戸処」建設中に利用されていた仮設の売店が設置されていたスペースは現在改装中で、2014年3月には本所深川の町並みを再現した中庭としてオープンする予定です。「鬼平江戸処」の趣ある建物を見ながら休憩できるのですから、いまから楽しみですね。みなさんもぜひ、古き良き江戸の街を訪れてみてはいかがでしょうか?
高齢者や障がい者の方用の駐車スペースには、栗橋関所が。羽生の隣町にあった関所で、日光街道から江戸に入る際の玄関口として機能していました。「鬼平江戸処」をオープンするに当たって、羽生が選ばれた理由のひとつでもあります。 外観は木造家屋が建ち並ぶ江戸の町並みを再現したもの。木造家屋だけに火事には弱かったため、火の見櫓や天水桶といった備えも数多くなされていました。鬼平が生きた時代の江戸を再現するため、各所にエイジングが施され、何十年も前から存在する建物のような趣になっています。 江戸の商売処といえば、なんといっても日本橋です。「鬼平江戸処」の正面の外観は、日本橋大通りを再現したもの。ここに並ぶ店は、すべて作品中で盗賊に押し入られた大店をモデルにしています。その看板の数々も見どころのひとつです。
ショッピング
みやげ処「屋台連」では、「目黒・桐屋の黒飴」や「喜楽煎餅」など、「鬼平江戸処」ならではの商品に加えて、江戸味噌の老舗「ちくま味噌」の「大江戸甘みそ」や、「やげん堀中島商店」の「七味唐辛子」など、老舗の和雑貨や食材、菓子などが購入できます。こちらのエリアのデザインは、歌川国郷が描いた浮世絵「東都名所両国繁栄川開之図」の世界観を表現したものになっています。
趣ある看板を掲げたみやげ処「屋台連」。素材や形はもちろん、文字の体裁まで様々な個性が見られる魅力的な看板をぜひチェックしてくださいね。 江戸の食卓に欠かせないのが佃煮です。江戸前で採れる豊富な海産物の恵みを、醤油と砂糖で炊きあげた一品ばかりです。 商品のディスプレイも屋台風のデザインです。飲料の販売スペースは、奥の見えづらいエリアに配置されていて、両国広小路の雰囲気を削がないように配慮されています。
老舗や名店が勢ぞろい!
PAの楽しみはなんといっても、おいしいフードでしょう。「鬼平江戸処」では、作品中に登場したメニューを再現したものや、作品中に登場すらお店に着想を得たメニューが数多く提供されています。購入したフードは、やはり江戸のめし処をイメージした客席スペースでいただけます。お昼時の混み合う時間帯でも、これも江戸の賑わいかと思うと、楽しむことすらできそうな空間になっています。
● 五鉄
作品中でも重要な場所として登場する軍鶏鍋屋さんで、人形町で1760年から続く老舗「玉ひで」がモデルといわれています。写真は鬼平が好んだ軍鶏鍋をイメージした「鬼平江戸処膳 すき焼き風」(1800円)です。このほか、作中に登場する極太の一本うどんを再現した「しゃも一本饂飩 温玉付き」(1250円)など、魅力的なメニューが揃っています。
● 本所さなだや
鬼平がひいきにしていた店で、作中でも多くの文字を割いて描かれたおそば屋さんです。作者である池波正太郎が愛した老舗「神田まつや」の監修による味を提供しています。 写真は、真ん中がぷりぷりの車海老とさくさくの衣がたまらない「天南そば」(950円)、右が柔らかな鶏肉と大ぶりのねぎがごろごろ入った「かしわ南ばんそば」(950円)です。
● 忠八
本所深川の町人が好んだ辻売りのうなぎ屋「忠八」。その味を再現するために、1897年の創業以来、川魚一筋の卸問屋「鯉平」が厳選した素材を使用しています。写真は、真ん中が職人が一串ずつ手焼きする「うな重(吸物・漬物付)」(1980円)、右が炭火で香ばしく焼き上げた鶏肉が美味な「きじ金丼(吸物・漬物付)」(780円)です。
● 弁多津
おいしいのっぺい汁を供する「弁多津」は、佐嶋与力がひいきにしていたお店。その味は、鬼平もうまいと太鼓判を押したもの。こちらのお店では、池波正太郎が通った名店「日本橋たいめんけん」が監修した江戸風の中華そば味わえます。写真は、真ん中がシンプルに味と向き合える「中華そば・醤油」(650円)、右が特製のチャーシューとネギがトッピングされた「中華そば・醤油ネギチャーシュー」(850円)です。
● 万七
鬼平の大好物であるうさぎの吸い物や、鍋を出していた料理屋「万七」。こちらのお店では、東京・大塚の江戸料理店「なべ家」の主人にして、江戸料理研究家の福田浩氏が監修した「江戸めし」を味わえます。写真は、真ん中がさいの目切りにしたまぐろと大根が見た目にも鮮やかな「鉄火丼」(800円)、右が国産の長芋を店舗ですりおろした「とろろ飯」(500円)です。このほか、「朝定食」(550円)や「あさりまぐろカレー丼」(600円)なども味わえます。
● 船橋屋
1805年創業の甘味を扱う老舗です。町人文化が花開いた文化文政時代の創業以来の素材と製法を守り、江戸の町人が愛した味を提供し続けています。写真は、左上が15ヵ月以上乳酸発酵させた小麦澱粉で作られる「くず餅」(380円、カップくず餅は420円)、右上があえて定番の黒蜜きな粉を使わず、こし餡や季節の餡をトッピングした「串くず餅」(280円)です。このほか「ところてん」(336円)や、「一本うどんくず餅」(380円)なども販売されています。
● 屋台連
本所深川の賑わいをイメージした立ち食い処です。施設内からでも施設外からでも購入できるようになっています。写真右は、冷めてもおいしいと評判の両国の老舗「鳥幸」の「焼き鳥」(150円〜)。このほか、「鬼平江戸処」のみで食べられるオリジナルメニュー「しゃも焼き」(500円)や、寒い時期にはまさに甘露となる神田明神前「天野屋」の「甘酒」(350円)なども楽しめます。
● 文楽焼本舗
芝居の町として栄えた人形町が発祥とされる焼き菓子・人形焼き。こちらのお店の看板メニューは、写真真ん中の鬼平江戸処のロゴと長谷川家の家紋を刻印した「人形焼き」(480円、4個入り)や、写真右のキャベツとベーコン、ソース、マヨネーズのハーモニーが楽しめる「お好み鯛焼き」(220円)です。このほか「文楽焼きやきそば」(550円)や「鯛焼き」(180円、つぶあんとカスタードの2種類があり)も楽しめます。また、夏季限定商品として「冷やし鯛焼き」(190円)が予定されています。いまから楽しみですね。
スポット情報
● 所在地
埼玉県羽生市弥勒字五軒1686(東北自動車道上り線上)
● 営業時間
07:00〜22:00(弁多津・万七・みやげ処屋台連)
09:00〜20:00(船橋屋・文楽焼本舗)
10:00〜20:00(立ち食い処屋台連)
10:00〜21:00(五鉄・本所さなだや・忠八)
● 休館日
年中無休
● 駐車場(大型150台/小型114台)
無料
● 公式ホームページ
http://oniheiedodokoro.driveplaza.com/