三鷹の森ジブリ美術館
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どんなところ?
2001年の開館以来、スタジオジブリ作品の世界観を体現する美術館として、多くの人から愛される「三鷹の森ジブリ美術館」(以下ジブリ美術館)。今回は、この美術館の魅力の一端をご紹介しましょう。
ジブリ美術館は、館主・宮崎 駿の「こんな美術館にしたい」という思いから生まれた美術館で、建物のデザインや外の光や風が自由に出入りする構造など、各所にその思いがあふれています。設計も、宮崎 駿本人がデザインをし、こだわって作られたそうです。内部構造もとにかくユニークで、どの階段がどこにつながっているのか? 通路の先にはなにがあるのか? といったことが、すぐにはわからない作りになっていて、「迷子になろうよ、いっしょに。」というキャッチフレーズどおり、館内を散策というよりは、探索する気分で建物自体が1本の映画のように楽しめます。展示物やライティングの妙も相まって感じられるこの不思議な感覚は、唯一無二のもの。ぜひ一度ご自身で体感してみてください。
なお、ジブリ美術館には駐車場がないので、公共の交通機関での来館が必須です。とはいえ、JR三鷹駅からは玉川上水沿いを歩くこと約15分で到着します。周辺の景観を見ながら歩けばあっという間なので、ぜひ歩いてみてください。三鷹駅南口からは、コミュニティバスも発着していて、こちらを利用すれば5分で到着します。
要所の窓には、ステンドグラスが用いられていて、外光をカラフルに着色し、館内に影をおとしています。屋内エンターテイメントにもかかわらず、季節の移り変わりによっても、館内の表情が変化します。
開放感あふれる吹き抜けが特徴の中央ホール。天窓からの光が優しくホール内を満たしてくれます。最上部には、風の谷の風車を思わせる天井扇が配置されています。 ライトのフードひとつとっても、細密なディティールに満ちあふれた作品になっています。いずれも大量生産品ではなく、手作業で作り出される吹きガラスの1点もの。ひとつひとつが作品だと思うと、どきどきしちゃいますね。
映画の生まれる場所(ところ)
● 映画の生まれる場所(ところ)
5つの小部屋で構成される常設展示です。通り抜けると、仲間とともに苦労しながら1本の映画が完成するまでの流れが理解できる作りになっています。この展示をはじめとして、ジブリ美術館の展示物の多くは、通常の美術館のように額に入っていたり、ケースに入っていてさわれないということがなく、手で触れられるものが数多く用意されています。スケッチひとつとっても、近くに寄って繊細なタッチの細部にまで目を凝らせるため、ジブリ作品のファンはもちろん、目の肥えた美術ファンにもたまらない空間となっています。
映画のアイデアのベースになるイメージを書き連ねたスケッチが壁面にびっしりと貼られています。映画のイメージがふくらんでいくのが感じられます。
数多くのイメージの断片から、物語が生まれていく部屋。小物や本のひとつひとつが空想と予感でいっぱいです。※2012年のクリスマス装飾は12月26日までです。
映画の背景を担当する「美術」の部分を再現したスペースです。作品の世界観を構築する重要なパート。さっきまで誰かがここで絵を描いていた雰囲気。
美しい色彩設計で高い評価を得ているジブリ作品。そのセル画彩色の工程を確認できます。実際に使われていた部材や、撮影用の機械などにも触れられちゃいます。
● ネコバス
実物大とはいかないものの、乗って触れるふわっふわのネコバスがキッズをお出迎え! 小学生限定以下限定の体感型の展示で、いつも子供たちに大人気です。ネコバスの横には「マックロクロスケ」たちも待っています。






● ロボット兵
螺旋階段を通って屋上に上がると、緑も鮮やかな庭園があります。そこには、約5メートルの立派な体躯を持つロボット兵がたたずんでいます。ジブリ美術館の守り神というこのロボット兵は、屋外の常設展示のため絶好の記念撮影スポットとして人気です。
ショップ
「紅の豚」に登場する空賊の名前を持つミュージアムショップ「マンマユート」。こちらのショップでは、ジブリのキャラクターグッズはもちろん、ジブリ美術館だけで手に入るオリジナルグッズが豊富に揃っています。取材日には、修学旅行で訪れた生徒さんたちが、思い思いにおみやげを選ぶ姿が見られました。
カフェ
オレンジ色の外壁と赤い窓が目を引くカフェ「麦わらぼうし」。カフェ内には天窓があって、お日様の光が豊かに取り込まれて店内を明るく照らしてくれます。屋外にはデッキも用意されています。
ボリューム満点の定番メニュー「くいしんぼうのカツサンド」(1000円)
お友達とシェアして食べたくなる大きなサイズ「ふぞろいイチゴのショートケーキ」(790円)
時間によって表情を変える不思議な空間
ジブリ美術館の特色のひとつが、各所に配置された天窓やステンドグラスによって、外光をふんだんに取り込む作りになっていること。通常の美術館であれば、厳密に光量を管理されたライトが各所に配置されて、なんとも味気ない作りになっているところも多いのですが、ジブリ美術館は外光を上手に利用して幻想的な空間を演出しています。取材は午前中に行ったため、ステンドグラス越しに差すやわらかな光がなんともいえない雰囲気でした。四季折々で光のニュアンスも変わるため、時期によって違った印象を受けることもしばしばだそうですよ。
女性にうれしい清潔なお手洗い
館内で好評のスポットのひとつが、清潔でおしゃれなお手洗いです。写真は地下1Fにある女性用トイレなのですが、地下にあるにもかかわらず外光が差したようなニセ窓が用意され、個室はすべて違う壁紙が貼られています。お手洗いの小さな装飾ひとつひとつにまで、気が配られていますので、ぜひ実際に訪れてチェックしてみてください。
©Museo d'Arte Ghibli
スポット情報
● 所在地
東京都三鷹市下連雀1-1-83
Tel:0570-055777
※自動車での来館はご遠慮ください
※JR三鷹駅からのアクセスはこちらから
営業時間
10:00〜18:00
11:00〜19:00(カフェ麦わらぼうし、入店は18:00まで)
休館日
火曜日(2012年12月25日は開館)
2012年12月27日〜2013年1月2日ほか
※年間予定は公式ホームページ をご確認ください
入館料
大人・大学生:1000円/高校・中学生:700円/小学生:400円/幼児(4歳以上):100円
※上記の料金で短編映画も鑑賞できます。美術館は日時指定の予約制です。事前にチケットを購入の上、ご来館ください。
※チケットの購入方法はこちらから
駐車場
なし。来館には公共の交通機関をご利用ください。
公式ホームページはこちら